NetCOBOL開発パッケージを通常インストールすることで、必要なコンポーネントがインストールされ、NetCOBOL Studioが利用可能になります。
互換性
Eclipseでは、ワークスペースの上位互換が保証されています。Eclipse 4.3以前の基盤のNetCOBOL Studioで作成したワークスペースをEclipse 4.6基盤のNetCOBOL Studioで開いた場合、ワークスペースはEclipse 4.6基盤のNetCOBOL Studio向けに自動で変換されます。
ただし、下方互換はありません。Eclipse 4.6基盤のNetCOBOL Studio向けに変換されたワークスペースは、Eclipse 4.3以前の基盤のNetCOBOL Studioでは開けません。
複数の開発者、開発マシンがワークスペースを共有して開発作業している場合、Eclipse基盤の版数を統一してください。例えば、開発拠点が分かれている場合や、社外にアウトソースしているような場合にも注意が必要です。混乱を防ぐためには、最新のNetCOBOL Studioで統一することをおすすめします。
参考
NetCOBOLのバージョン・レベルと提供されるNetCOBOL StudioのEclipse基盤の関係を以下に示します。
NetCOBOLのバージョン・レベル | Eclipse 3.2基盤のNetCOBOL Studio | Eclipse 3.4基盤のNetCOBOL Studio | Eclipse 4.3基盤のNetCOBOL Studio | Eclipse 4.6基盤のNetCOBOL Studio |
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NetCOBOL V10.2以前 | ○ | - | - | - |
NetCOBOL V10.3、V10.5 | ○ | ○ | - | - |
NetCOBOL V11.0.0 | - | ○ | - | - |
NetCOBOL V11.0.1 | - | ○ | ○ | - |
NetCOBOL V11.1.0 | - | ○ | ○ | - |
NetCOBOL V12.0.0 | - | - | - | ○ |
NetCOBOL V12.1.0 | - | - | - | ○ |
○:提供あり -:提供なし