“D.3 SQLコマンドの実行”では、埋め込みSQLプログラムでどのようにSQL文を実行するのかについて説明しました。 このSQL文の中には固定値しか使用しないものや、ユーザが指定する値をSQL文の中に挿入する手段を提供しないもの、問い合わせが返す値をプログラムで処理する手段を提供しないものがありました。 この種のSQL文は実際のアプリケーションでは役に立ちません。 本節では、ホスト変数という単純な機構を使用した、COBOLプログラムと埋め込みSQL文との間でデータをやり取りする方法を詳細に説明します。 埋め込みSQLプログラムでは、SQL文をホスト言語となるCOBOLプログラムコードにおけるゲストguestsとみなします。 したがって、COBOLプログラムの変数はホスト変数と呼ばれます。
PostgreSQLバックエンドとECOBPGアプリケーションの間で値をやり取りするその他の方法は、 “D.6 記述子領域の使用”で説明されているSQL記述子を使う方法です。