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Enterprise Postgres 10 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

B.4.1 データ型が統一されていない引数から結果を求める

Oracleデータベース

SELECT NVL( col1,
            col2)
  FROM t1;

※col1はVARCHAR(100)型、col2はCHAR(100)型とします。

FUJITSU Enterprise Postgres

SELECT NVL( col1,
            CAST(col2 AS VARCHAR(100)))
  FROM t1;

※col1はVARCHAR(100)型、col2はCHAR(100)型とします。


機能差異
Oracleデータベース

異なるデータ型の値式を指定できます。復帰値は第1引数が文字列値の場合はVARCHAR2、数値の場合は表現範囲の大きい方の数値型で返却します。

FUJITSU Enterprise Postgres

異なるデータ型の値式を指定できません。

移行手順

式1、および式2に指定できるデータ型が不定であるため、以下の手順で移行してください。

  1. 式1、および式2に指定したデータ型を確認します。

  2. 結果として受け取りたい方のデータ型で、もう一方の引数をCASTで明示的に型変換します。