“12.2.2 確認”の結果から、以下の場合に、チューニングを行います。
“12.1 動作条件”を満たしていることを確認してください。
“vci.enable”パラメータにonが指定されていることを確認してください。
大量のデータを挿入した直後など、統計情報が古くなった場合にVCIが適切に使用されない場合があります。このような場合は、VACUUM ANALYZE文、またはANALYZE文を実行してください。
VCI検索用のメモリが不足する場合はVCIが利用されません。こうした事象は、VCIを定義したテーブルに対する長時間継続するトランザクションが存在する場合に、発生しやすくなります。vci.log_queryパラメータを“on”に設定し、“could not use VCI: local ROS size (%zu) exceeds limit (%zu)”、または“out of memory during local ROS generation”の警告が出力されるかを確認してください。出力される場合は、“vci.max_local_ros”パラメータの値を大きくしてください。
以下のチューニングにより、レスポンスが改善される場合があります。
“vci.max_parallel_degree”パラメータが未設定、または0が指定されている場合は、“12.2.1 設計”を基に適切な値を設定してください。
CPU使用率に余裕がある場合は、“vci.max_parallel_degree” の値を大きくして、再確認してください。また、“max_worker_processes”を並列検索を行う最大同時実行SQL文数דvci.max_parallel_degree”よりも小さい値で指定している場合は、“max_worker_processes”の値を大きくして、再確認してください。