NULL値を変換します。
NVLは、NULL値を変換します。式1がNULL値である場合、式2を返却します。式1がNULL値でない場合、式1を返却します。
式1と式2は同じデータ型を指定してください。ただし、式2に定数を指定した場合、式1に対して変換可能なデータ型であれば、同じデータ型以外でも指定可能です。この時、式2は式1のデータ型に合わせて変換されるため、式1がNULL値である場合に返却される式2の値も、式1のデータ型に変換された値となります。
定数についての変換可能なデータ型は、“A.3 暗黙の型変換”の“表A.1 定数を含む暗黙の型変換可能なデータ型の組合せ”を参照してください。
例
次の例では、表t1のcol1の値がNULL値の場合には「IS NULL」を表示します。
SELECT col2, NVL(col1,'IS NULL') "nvl" FROM t1; col2 | nvl ------+--------- aaa | IS NULL (1 row)