LinuxおよびSolarisプラットフォームでODBCドライバを使用する場合、以下の手順でODBCドライバを登録してください。
ODBCドライバマネージャ(unixODBC)およびlibtoolのインストール
参考
FUJITSU Enterprise Postgresでは、unixODBCのVersion 2.3以降をサポートしています。
以下のサイトから、unixODBCをダウンロードしてご利用ください。
http://www.unixodbc.org/
unixODBCを実行するために、libtool 2.2.6以降のインストールが必要です。
以下のサイトから、libtoolをダウンロードしてご利用ください。
http://www.gnu.org/software/libtool/
[注意]
ODBCドライバの動作についてはサポートします。
unixODBCの動作についてはサポート対象外です。
ODBCドライバの登録
ODBCドライバマネージャ(unixODBC)のodbcinst.iniファイルを編集します。
参考
[odbcinst.iniファイルの格納先]
<unixODBCインストールディレクトリ>/etc/odbcinst.ini
以下の内容を設定してください。
定義名 | 意味 | 設定値 |
---|---|---|
[ドライバ名] | ODBCドライバの名前 | ODBCドライバの名前を設定します。 アプリケーションの種類に応じて、以下の2つの文字列を選択し、これらを空白なしで連結した文字列を“[ ]”で囲んで設定してください。
例: 32ビットアプリケーションで、アプリケーションが使用する符号化方式がUnicodeの場合 |
Description | ODBCドライバの説明 | カレントのデータソースの補足の説明を指定します。任意の説明を設定してください。 |
Driver | ODBCドライバのパス(32ビット) | ODBCドライバ(32ビット)のパスを設定します。
|
Driver64 | ODBCドライバのパス(64ビット) | ODBCドライバ(64ビット)のパスを設定します。32ビットのオペレーティングシステムを利用している場合設定は不要です。
|
FileUsage | データソースファイルの使用方法 | 1を指定してください。 |
Threading | コネクションプーリングのアトミック性の確保レベル | 2を指定してください。 |
例
例内の“<x>”は、製品のバージョンを示します。
32ビット版Linux上で32ビットのODBCドライバを使用する場合の設定例
[FUJITSU Enterprise Postgres10unicode]
Description = FUJITSU Enterprise Postgres 10 unicode driver
Driver = /opt/fsepv<x>client32/odbc/lib/psqlodbcw.so
FileUsage = 1
Threading = 2
64ビット版Linux上で64ビットのODBCドライバを使用する場合の設定例
[FUJITSU Enterprise Postgres10x64unicode]
Description = FUJITSU Enterprise Postgres 10 x64 unicode driver
Driver64 = /opt/fsepv<x>client64/odbc/lib/psqlodbcw.so
FileUsage = 1
Threading = 2
64ビット版Linux上で32ビットと64ビットの両方のODBCドライバを使用する場合の設定例
[FUJITSU Enterprise Postgres10unicode] Description = FUJITSU Enterprise Postgres 10 unicode driver Driver = /opt/fsepv<x>client32/odbc/lib/psqlodbcw.so FileUsage = 1 Threading = 2 [FUJITSU Enterprise Postgres10x64unicode] Description = FUJITSU Enterprise Postgres 10 x64 unicode driver Driver64 = /opt/fsepv<x>client64/odbc/lib/psqlodbcw.so FileUsage = 1 Threading = 2