スタンバイサーバのインスタンスの作成、設定、登録手順は、基本的にはデータベース多重化運用の手順と同じです。詳細は、“2.5.2 スタンバイサーバのインスタンスの作成・設定・登録”を参照してください。以下は、データベース多重化運用時のセットアップ手順との相違点です。
切り替え後、最新のタイムラインに沿ってリカバリできるように、“2.5.2 スタンバイサーバのインスタンスの作成・設定・登録”の手順4の後、recovery.confファイルに以下のパラメータを設定します。
パラメータ | 指定内容 |
---|---|
recovery_target_timeline | 'latest' |
“2.5.2 スタンバイサーバのインスタンスの作成・設定・登録”の手順5において、pg_ctlコマンドのregisterモードの-Sオプションに“auto”を指定して、システム起動時に自動的にサービスを起動するようにします。
Windowsサービス登録後、dependパラメータを指定したsc configコマンドを実行し、インスタンス起動後にMirroring Controllerを起動するよう設定を変更します。
スタンバイサーバのインスタンスの作成、設定、登録後、pg_ctlコマンド、またはWindowsサービスを使用して、インスタンスを起動します。
参照
recovery.confファイルのパラメータの詳細については、“PostgreSQL文書”の“リカバリの設定”を参照してください。
災害対策運用時にpostgresql.confファイル、およびrecovery.confファイルに設定するパラメータは、“第12章 災害対策運用時に設定するパラメータ”を参照してください。