スタンバイサーバのセットアップについて、データベース多重化運用時の手順との相違点を説明します。
WindowsサービスへのMirroring Controllerの登録
“2.5.1 スタンバイサーバのデータベース多重化運用のセットアップ”の手順8において、--mc-onlyオプションを指定し、Mirroring ControllerのみをWindowsサービスで起動・停止するようにします。
recovery.confファイルの編集
切り替え後、最新のタイムラインに沿ってリカバリできるように、“2.5.2 スタンバイサーバのインスタンスの作成・設定・登録”の手順4の後、recovery.confファイルに以下のパラメータを設定します。
パラメータ | 指定内容 |
---|---|
recovery_target_timeline | 'latest' |
Windowsサービスへのインスタンスの登録
“2.5.2 スタンバイサーバのインスタンスの作成・設定・登録”の手順5において、pg_ctlコマンドのregisterモードの-Sオプションに“auto”を指定して、システム起動時に自動的にサービスを起動するようにします。
Windowsサービス登録後、dependパラメータを指定したsc configコマンドを実行し、インスタンス起動後にMirroring Controllerを起動するよう設定を変更します。
参照
災害対策運用時にpostgresql.confファイル、およびrecovery.confファイルに設定するパラメータは、“第12章 災害対策運用時に設定するパラメータ”を参照してください。