ジョブの実行ユーザを制限したい場合に作成する実行ユーザ制限リストについて、viやメモ帳などのエディタを使用して設定する方法を説明します。
ファイル名
mjexuser |
使用用途
本ファイルには、ジョブの実行を許可するユーザ名を記述してください。
設定手順については、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”を参照してください。
格納場所
Solaris | /etc/mjes |
複数サブシステム運用を行っている場合は以下の場所に格納します。
/etc/mjes/mjesn (n:サブシステム番号)
ファイル形式
<ユーザ名> |
パラメタ
<ユーザ名>
ジョブの実行を許可するユーザ名を1行に1ユーザを記述します。
大文字と小文字は区別されます。
記述できるユーザ数、1行あたりの文字数は以下のとおりです。
ユーザ数:256以内(257番目以降は無効になります。)
1行あたりの文字数:1024バイト以内(1025バイト以上指定した場合、1行全体が無効になります。)
ユーザ名の前には空白(半角スペース、タブ)のみ入力できます。
ユーザ名の後ろの空白およびタブは無視されます。
空行は無視されます。
コメントを記述する場合は#記号を使用します。#記号以降がコメントとして扱われます。
空ファイルを作成するとジョブを実行できるユーザが存在しなくなります。
注意事項
Systemwalker Operation Managerの再起動時に再実行となるジョブが存在する場合、実行ユーザが実行ユーザ制限リストから削除されていても、ジョブは再実行されます。
セキュリティ上、安全を確保するため、実行ユーザ制限リストにアクセス権を設定してください。
所有者:root モード:600
以下の例のように実行ユーザ制限リストのユーザ名が重複している場合、username1とusername2がジョブを実行できるユーザとして指定されたことになります。ただし、設定されたユーザ数は重複したユーザ名もカウントされ、ユーザ数は3となります。
username1 username2 username1
使用例
username1 |