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Systemwalker Operation Manager  リファレンス集
FUJITSU Software

19.2.1 メッセージ事象発生履歴ファイル

メッセージ事象が発生した場合に、Systemwalker Operation Managerが記録するファイルです。

本ファイルは、ジョブスケジューラサービス/デーモンが起動されている場合に更新されます。

ファイルサイズは最大99MBです。99MBに達した場合は、3ファイルが順番に切り替わり、古いファイルが順番に破棄されます。

ファイル名

msgevent.log
msgevent0.log
msgevent1.log

使用用途

メッセージ事象の発生状況を確認するために参照します。

システムメンテナンスなどで、メッセージ事象待ち合わせジョブが一時的に停止していたタイミングが発生した場合に、待ち合わせるべきだったメッセージ事象の発生状況を確認し、後続ジョブを実行すべきかどうかを判断することができます。

格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\mpjobsch\jobdb

複数サブシステム運用でサブシステム1~9の場合
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\mpjobsch\jobdbn
※“n”はサブシステム番号

Solaris
Linux

/var/opt/FJSVJOBSC

複数サブシステム運用でサブシステム1~9の場合
/var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn
※“n”はサブシステム番号

HP-UX

/opt/FHPJOBSCH/db

複数サブシステム運用でサブシステム1~9の場合
/opt/FHPJOBSCH/db/JOBDBn
※“n”はサブシステム番号

AIX

/usr/FAIXJOBSC/db

複数サブシステム運用でサブシステム1~9の場合
/usr/FAIXJOBSC/db/JOBDBn
※“n”はサブシステム番号

ファイル形式

以下の情報が1行1レコードで記録されます。ファイルの形式はCSV形式になっており、各項目はコンマで区切られています。

項目名

サイズ(Byte)

出力内容

備考

日付

19

メッセージ事象が発生した日付です。
YYYY MM/DD hh:mm:ss
必ず出力されます。

YYYY:西暦4桁
MM:2桁の月(01~12)
DD:2桁の日(01~31)
hh:2桁の時(00~23)
mm:2桁の分(00~59)
ss:2桁の秒(00~59)

メッセージ事象名

12

発生したメッセージ事象名です。
必ず出力されます。

プロジェクト名

50

プロジェクト名が指定されてメッセージ事象が発生した場合のプロジェクト名です。
プロジェクト名が指定されていない場合は、出力されません。

ジョブネット名

50

ジョブネット名が指定されてメッセージ事象が発生した場合のジョブネット名です。
ジョブネット名が指定されていない場合は、出力されません。

可変パラメタ

200

可変パラメタが指定されてメッセージ事象が発生した場合の可変パラメタです。
可変パラメタが指定されていない場合は、出力されません。

イベントログのソース名

64

メッセージテーブルの定義により発生したメッセージ事象の場合のイベントログのソース名です。
メッセージテーブルの定義以外で発生したメッセー事象の場合は、出力されません。

イベントログのイベントID

5

メッセージテーブルの定義により発生したメッセージ事象の場合のイベントログのイベントIDです。
メッセージテーブルの定義以外で発生したメッセー事象の場合は、出力されません。

メールファイル名

256

メール受信により発生したメッセージ事象の場合のメールファイル名です。
メール受信時に保存されるメール全体が格納されたファイル名です。
メール受信によるメッセージ事象以外の場合は、出力されません。

注意事項

本ファイルは、排他オープンするアプリケーションでは開かないでください。排他オープンするアプリケーションで本ファイルを開いたまま新しいメッセージ事象が発生すると、メッセージ事象の発生処理が遅延したり、メッセージ事象の情報が書き込めなくなります。

使用例

プロジェクト名“TEST”、ジョブネット名“TEST01”に対してメッセージ事象“MESSAGE”が発生した場合のレコード内容

"2014 01/02 03:04:06","MESSAGE","TEST","TEST01",,,,