所有者、所有者のグループ、その他に加え、特定のユーザーとグループにファイルアクセス権を定義するファイルセキュリティ方式。詳細は、オンラインマニュアルページの setfacl(1) を参照してください。
基本的なクラスタリング通信サービスを提供する PRIMECLUSTER モジュールのこと。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書”を参照してください。
ノードが使用不可であることを示すノード状態 (DOWN 状態と呼ぶ)。LEFTCLUSTER 状態のノードをクラスタに再参入させるためには、事前にそのノードの状態を DOWN に変更する必要がある。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書”を参照してください。
Global Disk Services は、SAN 環境におけるディスクストレージデバイスを統一的に管理し、データを確実に守るボリューム管理ソフトウェアです。詳細は、“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。
Global Link Services は、複数の NIC (Network Interface Card) により、自システムが接続されるネットワークの伝送路を冗長化して、通信全体の高信頼化を実現するソフトウェアです。詳細は、“PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 (伝送路二重化機能編)”を参照してください。
ノードが同じクラスタにある他のノードと通信できないことを示すノード状態。ノードがクラスタを離れていることになる。LEFTCLUSTER という中間状態は、ネットワークパーティションの問題を防ぐために設けられている。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書”を参照してください。
Reliant Monitor Services (RMS)
監視、および切替え機能によりユーザーが指定したリソースの高可用性を維持するパッケージ。詳細は、“PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書”を参照してください。
Shared Rapid File System (SRFS)
Shared Rapid File System は、DTS (Direct data Transfer Switch) /IB で構成されるネットワークに接続した SRFS サーバと SRFS クライアント間でのファイル共有を実現させる、ネットワークファイル共有型ファイルシステムです。
コマンド - sfcfsd デーモンからの要求を受け付け、コマンド - sfcfsd デーモン、コマンド - sfcprmd デーモン、ノード間通信を実現するための通信路を提供します。構成データベースの管理、管理パーティション I/O 機能を提供します。
GFS 共用ファイルシステムを構成するプロセスの起動/停止/ダウン監視を行います。構成プロセスが他のデーモンやコマンドを起動/実行する場合、sfcprmd デーモンに要求を送信し、sfcprmd デーモンは要求に応じデーモンやコマンドを実行します。
要求を送信するプロセスをクライアントプロセスと呼び、要求に応じて sfcprmd デーモンから起動されるプロセスをターゲットプロセスと呼びます。
ターゲットプロセスは sfcprmd デーモンによって監視され、プロセスが正常終了/異常終了した場合、その状況をクライアントプロセスに通知します。
Web 画面でシステムの運用管理を行うソフトウェア。詳細は、“PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書”を参照してください。
GFS 共用ファイルシステムを共用するノードごとにカーネル層(ファイルシステム層)で動作するモジュール。それぞれのノード上で動作するユーザーアプリケーションからシステムコールを通じてアクセス要求があると、各 AC は MDS と通信を行う。MDS から渡されるメタデータと、直接アクセスする実データを用いてファイル操作を行います。
GFS 共用ファイルシステムを運用する上で必要な情報を管理しています。また、ファイルシステム監視機構が情報の整合性を保つためにもこれを用いています。管理パーティションには以下の情報が含まれています。
GFS 共用ファイルシステムを構成する各ノードの情報
各 GFS 共用ファイルシステムの共用ノードと共用デバイスの対応情報
各 GFS 共用ファイルシステムの MDS 配置情報
共用ディスク装置の使用形態の 1つ。各ノードのアプリケーションの責任により、同時にアクセス可能な形態(共用ディスク装置と、共用ディスクは意味が異なることに注意。明確に区別するために"共用ディスク”を"同時アクセス用の共用ディスク”と呼ぶこともあります)。
複数のノードに接続されるディスク装置。複数のノードから同時にアクセスさせるか/させないかという使用形態によって、共用ディスクと、切替えディスクの2つに分類できます(共用ディスク装置と、共用ディスクは意味が異なることに注意)。
RMS クラスタ運用により、運用ノードと待機ノード間で排他使用される共用ディスク装置上に作成されたファイルシステム。運用ノードで異常または依頼が発生し、運用ノードが停止した場合に、運用ノード側のファイルシステム運用を待機ノード側へ引き継げます。
PRIMECLUSTER がノード間の通信処理で専用に使用するネットワーク接続。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書”を参照してください。
クラスタシステムを構成するノード間の整合性が保たれている状態。具体的には、クラスタシステムを構成する、各ノードの CF の状態が UP または DOWNである状態 (LEFTCLUSTERとなっているノードが存在しない)。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書”を参照してください。
クラスタシステムで、プライマリサーバに異常が発生した場合に MDS の機能を引き継ぐサーバ。ファイルシステム登録時に設定しておくことにより、プライマリサーバに異常が発生するとセカンダリサーバが MDS の機能を引き継ぎます。そして、ファイルシステムの状態を正常に回復して、各 AC からの継続的なアクセスを保証します。
プライマリ管理サーバに異常が発生した場合に、Web-Based Admin View の管理サーバデーモンが動作するノード。Web-Based Admin View 動作環境設定でセカンダリ管理サーバを設定します。そうすることにより、プライマリ管理サーバに異常が発生した場合に、Web-Based Admin View の管理サーバ機能がセカンダリ管理サーバに引き継がれます。
クラスタ内の複数ノードのインタコネクトによる通信が不可能な場合に発生する状態。ネットワークパーティション状態でアプリケーションが共用ディスクにアクセスし続けるとデータの整合性がとれなくなる恐れがある。
PRIMECLUSTER システムで、各ノードにとって普遍となるように付ける名前。
通常は、各ノードのノード名と同一で構わない。しかし、ホットスタンバイなどでノード名を待機ノードに引き継いだりすると、物理的な名称とノード名の対応が一時的に変更されてしまう。そのようなときに物理的な名称であるノード識別名で管理することができます。
クラスタ運用管理ビューで、各ノードを指す名前として表示されます。
クラスタ内のすべてのノードは、同じクラスタ上にある他のすべてのノードのローカル状態を管理する。クラスタ内のノードは、すべて UP、DOWN、または LEFTCLUSTER のいずれかの状態にある。詳細は、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書”を参照してください。
GFS 共用ファイルシステムを構成するパーティションのパーティション情報を持ちます。構成パーティションの、メタデータ領域、アップデートログ領域、ファイルデータ領域 (データ領域) のサイズ、配置の情報を保持します。
通常運用時に、Web-Based Admin View の管理サーバデーモンが動作するノード。クライアントから GFS 運用管理ビューのメニューを使用して、操作要求や表示要求を受け付けると同時に、監視対象ノードに対してその要求を伝えます。
ファイルシステムの制御情報(メタデータ)を一元管理するプログラム。プライマリサーバおよびセカンダリサーバで動作します。各 AC は MDS と通信を行い、MDS によって渡されるメタデータをもとにファイル操作を行います。