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Enterprise Postgres 10 Community Edition ユーザーズガイド
FUJITSU Software

3.1 インストール前の作業

FUJITSU Enterprise Postgresをインストールする前に、以下のシステム環境を確認してください。

Windowshostsファイルの設定

Windowsクライアントの場合に設定が必要です。

Windowsがインストールされているフォルダの、\System32\drivers\etc\hostsファイルを、エディタなどで編集し、接続するサーバのIPアドレスおよびそのサーバ名を追加してください。

ポイント

Windows(R) 7、Windows(R) 8.1またはWindows(R) 10の場合は、hostsファイルを編集するユーザーに対して、事前に書込み権限を付与してください。

インストール済製品の確認とインストール方法の決定

以下の操作で、「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を起動して、インストールされている製品を確認してください。

Linux
# /opt/FJSVcir/cimanager.sh -c

インストールされている製品は、“インストール済みソフトウェア”の一覧に表示されます。

確認後は“q”を入力してリターンキーを押し、「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を終了してください。

WindowsWindowsの[すべてのプログラム]または[すべてのアプリ]の[Fujitsu]から、[アンインストールと管理(ミドルウェア)]をクリックします。

すでに、FUJITSU Enterprise Postgresがインストールされている場合は、インストール方法として以下を実施してください。

Windowsインストール済のNpgsql/ODBCの削除

Windowsクライアントの場合に実施が必要です。

システムにNpgsqlまたはODBCがインストール済の場合は、NpgsqlまたはODBCを削除してから、FUJITSU Enterprise Postgres Community Editionをインストールしてください。

適用済の修正の削除

インストール方法として、再インストールを行う場合は、以下の手順で適用済の修正を削除してください。

注意

修正を削除せずに製品のインストールを行うと、以下の問題が発生します。

  • 再インストールの場合

    同じ修正番号の同じ版数の修正を適用すると、すでに適用済のエラーになります。
    修正を削除後に再インストールを行ってください。

1. 適用されている修正の表示

以下のコマンドを実行して適用されている修正を表示します。

Linux
# /opt/FJSVfupde/bin/uam showup
Windows
C:\>uam showup
2. 修正の削除

以下のコマンドを実行して、修正を削除します。同じ修正番号の修正が複数適用されている場合は、版数の大きい順に削除します。

Linux
# /opt/FJSVfupde/bin/uam remove -i 修正番号
Windows
C:\>uam remove -i 修正番号

Windowsサービスの確認

Windows Installerのサービスが起動されている必要があります。

Windowsインストールモード/実行モードの切替え

以下のいずれかの場合は、インストールを行う前に以下のコマンドを実行し、インストールモードへの切替えを行う必要があります。またインストールが終了したあとは、以下のコマンドを実行し、実行モードに切替えてください。

  • Windows Server(R) 2008でターミナルサーバをアプリケーションサーバモードでインストールしている

  • Windows Server(R) 2008 R2、Windows Server(R) 2012、Windows Server(R) 2012 R2またはWindows Server(R) 2016でリモートデスクトップサービスをアプリケーションサーバモードでインストールしている

【インストール前】

CHANGE USER /INSTALL

【インストール後】

CHANGE USER /EXECUTE