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Interstage Business Application Server オープンJavaフレームワークユーザーズガイド
FUJITSU Software

11.5 標準ログの基本フォーマット

標準ログの基本フォーマットについて以下に説明します。

標準ログの基本フォーマットを以下に示します。

図11.1 標準ログの基本フォーマット

以下に、基本フォーマットの説明をします。

No.

項目名

定義名

出力内容

1

時刻

%d

ログを出力した日時が、以下のフォーマットで出力されます。
“年/月/日 時:分:秒.ミリ秒”
なお、日と時の間には空白が出力されます。

2

コンテキストID

%i

オープンJavaフレームワークから引き継いだコンテキストIDを常にメッセージ本文の前へ出力します。
本情報は、コンテキストIDが確定した段階で出力されます。
また、出力される文字列は、大括弧“[]”で括られます。

なお、本項目の出力内容には空白が含まれる場合があります。
出力例:
[ID 001]

3

メッセージ本文

%m

出力するログによって可変です。

メッセージ本文については、システムログおよび性能ログそれぞれで、出力する本文フォーマットは可変です。
上の表の“定義名”は、ログ定義ファイルにあらかじめ定義されています。
基本フォーマットの出力項目については、ログ定義ファイルに“定義名”の記述を行うことで変更することが可能です。

注意

インストール時のデフォルトでは、項目名“時刻”の定義は無効になっています。
“時刻”の定義を有効にするためには、“11.2 標準ログの定義”を参照してください。

以下に、“定義名”をログ定義ファイルに追記して、基本フォーマットを変更する例を示します。

図11.2 変更した基本フォーマットの例

以下に、基本フォーマットを変更した場合の説明をします。

No.

項目名

定義名

出力内容

1

時刻

%d

ログを出力した日時が、以下のフォーマットで出力されます。
“年/月/日 時:分:秒.ミリ秒”
なお、日と時の間には空白が出力されます。

2

スレッド名

%t

ログを出力したスレッド名

3

メソッド名

%s

ログ出力を行ったオープンJavaフレームワークのクラスのメソッド名

4

ログレベル

%l

ログの重要度

5

%記号

%%

%記号

6

コンテキストID

%i

オープンJavaフレームワークから引き継いだコンテキストIDを常にメッセージ本文の前へ出力します。
本情報は、コンテキストIDが確定した段階で出力されます。
また、出力される文字列は、大括弧“[]”で括られます。

なお、本項目の出力内容には空白が含まれる場合があります。
出力例:
[ID 001]

7

メッセージ本文

%m

出力するログによって可変です。

基本フォーマットの設定の詳細については、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“汎用ログ”の“ログのフォーマットの設定”を参照してください。