標準ログの基本フォーマットについて以下に説明します。
標準ログの基本フォーマットを以下に示します。
図11.1 標準ログの基本フォーマット
以下に、基本フォーマットの説明をします。
No. | 項目名 | 定義名 | 出力内容 |
---|---|---|---|
1 | 時刻 | %d | ログを出力した日時が、以下のフォーマットで出力されます。 |
2 | コンテキストID | %i | オープンJavaフレームワークから引き継いだコンテキストIDを常にメッセージ本文の前へ出力します。 なお、本項目の出力内容には空白が含まれる場合があります。 |
3 | メッセージ本文 | %m | 出力するログによって可変です。 |
メッセージ本文については、システムログおよび性能ログそれぞれで、出力する本文フォーマットは可変です。
上の表の“定義名”は、ログ定義ファイルにあらかじめ定義されています。
基本フォーマットの出力項目については、ログ定義ファイルに“定義名”の記述を行うことで変更することが可能です。
注意
インストール時のデフォルトでは、項目名“時刻”の定義は無効になっています。
“時刻”の定義を有効にするためには、“11.2 標準ログの定義”を参照してください。
以下に、“定義名”をログ定義ファイルに追記して、基本フォーマットを変更する例を示します。
図11.2 変更した基本フォーマットの例
以下に、基本フォーマットを変更した場合の説明をします。
No. | 項目名 | 定義名 | 出力内容 |
---|---|---|---|
1 | 時刻 | %d | ログを出力した日時が、以下のフォーマットで出力されます。 |
2 | スレッド名 | %t | ログを出力したスレッド名 |
3 | メソッド名 | %s | ログ出力を行ったオープンJavaフレームワークのクラスのメソッド名 |
4 | ログレベル | %l | ログの重要度 |
5 | %記号 | %% | %記号 |
6 | コンテキストID | %i | オープンJavaフレームワークから引き継いだコンテキストIDを常にメッセージ本文の前へ出力します。 なお、本項目の出力内容には空白が含まれる場合があります。 |
7 | メッセージ本文 | %m | 出力するログによって可変です。 |
基本フォーマットの設定の詳細については、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“汎用ログ”の“ログのフォーマットの設定”を参照してください。