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Interstage Business Application Server オープンJavaフレームワークユーザーズガイド
FUJITSU Software

11.1 標準ログの概要

オープンJavaフレームワークでは、システムの開発、運用および保守の各工程において有用なログ機能を提供しています。ログ機能を利用することで、オープンJavaフレームワークの稼働状況および性能情報といったオープンJavaフレームワークを使用する上でのさまざまなログを採取することができます。

本章では、オープンJavaフレームワークが出力を制御している標準ログについて説明します。

標準ログの機能

ログ定義ファイルの定義内容に従ってオープンJavaフレームワークの運用状況や性能情報をログとして出力します。

ログにはID(コンテキストID)が出力され、オープンJavaフレームワーク上で動作するアプリケーションが出力するログと関連付けることができます。

標準ログの種類

以下の2種類があります。

■システムログ出力

システムログ出力機能は、オープンJavaフレームワークの稼働状況やエラー状況を出力する機能です。システムの起動、停止、および異常検出時にオープンJavaフレームワークよりメッセージが出力されます。

また、オープンJavaフレームワーク上で動作するアプリケーションで使用するログとシステムログは、コンテキストIDにより対応づけを行うことにより一元化して管理することができます。

■性能ログ出力

性能ログ出力機能は、オープンJavaフレームワーク内部での実行時間を出力する機能です。アプリケーションの呼出しから復帰、ビューの表示の開始から復帰、オープンJavaフレームワークの処理開始から処理終了までの経過時間などを出力します。