ログ機能では、アプリケーションが出力する情報に重要度を表すレベルを設定することができます。また、特定のレベル以上のログだけを出力するようにログ定義ファイルで管理名ごとに設定することができます。
ログ出力レベルを設定することにより、デバッグ時には多くの情報をログに出力したり、本稼働時には重要度が高いログに絞って出力したり、ログを出力しない運用にするという制御が可能になります。
ログ定義ファイルにおいてログ出力レベルを10に設定した場合、ログ出力レベルが3、5、10のログが出力されます。
アプリケーションでログを出力するために利用するcommons-logging APIごとに対応するログ機能のログ出力レベルが異なっています。
以下にcommons-logging APIとログ機能のログ出力レベルの対応表を記載します。
commons-logging API | ログ機能のログ出力レベル |
fatal() | 3 |
error() | 3 |
warn() | 5 |
info() | 10 |
debug() | 15 |
trace() | 20 |
注意
ログ機能のデフォルトのログ出力レベルは9です
高信頼性ログにはログ出力レベルがないため、常に高信頼性ログへログが出力されます