ページの先頭行へ戻る
Interstage Business Application Server オープンJavaフレームワークユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.3.2 iBATISアプリケーションに必要な設定ファイルの作成

iBATISアプリケーションに必要となる下記の設定ファイルを作成します。

注意

SQL Map設定ファイル、SQL Mapファイルのファイル名は任意ですが、applicationContext.xmlやstruts-config.xmlなど他のフレームワークで使用されるファイル名と同じにしないでください。

設定ファイルで使用できるタグの詳細については、iBATISオリジナルのマニュアルを参照してください。

SQL Map 設定ファイル

SQL Mapの大本となるXML設定ファイルです。設定ファイルの中で、JDBC DataSourceとSQL Mapのプロパティ設定を行います。

SQL Map設定ファイルの例を下記に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<!DOCTYPE sqlMapConfig PUBLIC "-//iBATIS.com//DTD SQL Map Config 2.0//EN"
 "http://www.ibatis.com/dtd/sql-map-config-2.dtd">
<sqlMapConfig>
<transactionManager type="JDBC">   
    <dataSource type="JNDI">    
        <property name="DataSource" value="java:comp/env/jdbc/ibatis_DS"/>
    </dataSource>
</transactionManager>
<sqlMap resource="BAS_BUDGET_SqlMap.xml" />   
</sqlMapConfig>

下記にタグの説明を記載します。

エレメント

属性

説明

transactionManager

type

使用するトランザクションタイプを設定します。

dataSource

type

使用するデータソースタイプを設定します。

property

name

プロパティの名前を設定します。

value

プロパティの値を設定します。

sqlMap

resource

Sql Mapファイル名を設定します。

作成したSQL Map設定ファイルはアプリケーションと一緒に配備します。

SQL Map 設定ファイルの雛形は下記に格納してあります。

サーバパッケージ

[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\ibatis23\sample\SqlMapConfig.xml

開発環境パッケージ

 [Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\sample\openjava\iBATIS\SqlMapConfig.xml

/opt/FJSVibsjf/ibatis23/sample/SqlMapConfig.xml

SQL Mapファイル

オブジェクトを操作するためのSQL文やオブジェクトへのマッピング情報を記述します。

SQL Mapファイルの例を下記に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<!DOCTYPE sqlMap
PUBLIC "-//ibatis.apache.org//DTD SQL Map 2.0//EN"
"http://ibatis.apache.org/dtd/sql-map-2.dtd">
<sqlMap namespace="BAS_BUDGET">
<resultMap class="com.fujitsu.interstage.apfw.samples.orm.bas.Budget" id="BaseResultMap"> 
    <result column="ID" jdbcType="DECIMAL" property="id" />
    <result column="BUDGET" jdbcType="DECIMAL" property="budget" />
</resultMap>
<insert id="insert" parameterClass="com.fujitsu.interstage.apfw.samples.orm.bas.Budget">  
    insert into BAS.BUDGET (ID, BUDGET)
    values (#id:DECIMAL#, #budget:DECIMAL#)
  </insert>
<update id="update" parameterClass="com.fujitsu.interstage.apfw.samples.orm.bas.Budget">  
    update BAS.BUDGET
    set BUDGET = #budget:DECIMAL#
    where ID = #id:DECIMAL#
</update>
<select id="select" parameterClass="com.fujitsu.interstage.apfw.samples.orm.bas.Budget" resultMap="BaseResultMap">    
    select ID, BUDGET
    from BAS.BUDGET
    where ID = #id:DECIMAL#
</select>
<delete id="deleteByPrimaryKey" parameterClass="com.fujitsu.interstage.apfw.samples.orm.bas.Budget">  
    delete from BAS.BUDGET
    where ID = #id:DECIMAL#
</delete>
</sqlMap>

下記にタグの説明を記載します。

エレメント

属性

説明

resultMap

class

SQL文の実行によって生成されたResultSetのカラムとJavaオブジェクトのプロパティをマッピングします。結果をマッピングするクラスを指定します。

id

ステートメントが参照するために使用する識別子を指定します。

result

columun

マッピングするデータベースのカラム名を設定します。

jdbctype

セットするプロパティのjavaプロパティ型を明示的に指定するために設定します。

property

SQL文によって返された結果をマッピングするオブジェクトのプロパティ名を設定します。

insert

挿入処理をするためのステートメントを設定します。

update

更新処理をするためのステートメントを設定します。

select

検索処理をするためのステートメントを設定します。

delete

削除処理をするためのステートメントを設定します。

作成したSQL Mapファイルはアプリケーションと一緒に配備します。

SQL Map ファイルの雛形は下記に格納してあります。

サーバパッケージ

[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\ibatis23\sample\SqlMap.xm

開発環境パッケージ

[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\sample\openjava\iBATIS\SqlMap.xml

/opt/FJSVibsjf/ibatis23/sample/SqlMap.xml