iBATISアプリケーションに必要となる下記の設定ファイルを作成します。
SQL Map設定ファイル
SQL Mapファイル
注意
SQL Map設定ファイル、SQL Mapファイルのファイル名は任意ですが、applicationContext.xmlやstruts-config.xmlなど他のフレームワークで使用されるファイル名と同じにしないでください。
設定ファイルで使用できるタグの詳細については、iBATISオリジナルのマニュアルを参照してください。
SQL Map 設定ファイル
SQL Mapの大本となるXML設定ファイルです。設定ファイルの中で、JDBC DataSourceとSQL Mapのプロパティ設定を行います。
SQL Map設定ファイルの例を下記に示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <!DOCTYPE sqlMapConfig PUBLIC "-//iBATIS.com//DTD SQL Map Config 2.0//EN" "http://www.ibatis.com/dtd/sql-map-config-2.dtd"> <sqlMapConfig> <transactionManager type="JDBC"> <dataSource type="JNDI"> <property name="DataSource" value="java:comp/env/jdbc/ibatis_DS"/> </dataSource> </transactionManager> <sqlMap resource="BAS_BUDGET_SqlMap.xml" /> </sqlMapConfig> |
下記にタグの説明を記載します。
エレメント | 属性 | 説明 |
---|---|---|
transactionManager | type | 使用するトランザクションタイプを設定します。 |
dataSource | type | 使用するデータソースタイプを設定します。 |
property | name | プロパティの名前を設定します。 |
value | プロパティの値を設定します。 | |
sqlMap | resource | Sql Mapファイル名を設定します。 |
作成したSQL Map設定ファイルはアプリケーションと一緒に配備します。
SQL Map 設定ファイルの雛形は下記に格納してあります。
サーバパッケージ
[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\ibatis23\sample\SqlMapConfig.xml |
開発環境パッケージ
[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\sample\openjava\iBATIS\SqlMapConfig.xml |
/opt/FJSVibsjf/ibatis23/sample/SqlMapConfig.xml |
SQL Mapファイル
オブジェクトを操作するためのSQL文やオブジェクトへのマッピング情報を記述します。
SQL Mapファイルの例を下記に示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <!DOCTYPE sqlMap PUBLIC "-//ibatis.apache.org//DTD SQL Map 2.0//EN" "http://ibatis.apache.org/dtd/sql-map-2.dtd"> <sqlMap namespace="BAS_BUDGET"> <resultMap class="com.fujitsu.interstage.apfw.samples.orm.bas.Budget" id="BaseResultMap"> <result column="ID" jdbcType="DECIMAL" property="id" /> <result column="BUDGET" jdbcType="DECIMAL" property="budget" /> </resultMap> <insert id="insert" parameterClass="com.fujitsu.interstage.apfw.samples.orm.bas.Budget"> insert into BAS.BUDGET (ID, BUDGET) values (#id:DECIMAL#, #budget:DECIMAL#) </insert> <update id="update" parameterClass="com.fujitsu.interstage.apfw.samples.orm.bas.Budget"> update BAS.BUDGET set BUDGET = #budget:DECIMAL# where ID = #id:DECIMAL# </update> <select id="select" parameterClass="com.fujitsu.interstage.apfw.samples.orm.bas.Budget" resultMap="BaseResultMap"> select ID, BUDGET from BAS.BUDGET where ID = #id:DECIMAL# </select> <delete id="deleteByPrimaryKey" parameterClass="com.fujitsu.interstage.apfw.samples.orm.bas.Budget"> delete from BAS.BUDGET where ID = #id:DECIMAL# </delete> </sqlMap> |
下記にタグの説明を記載します。
エレメント | 属性 | 説明 |
resultMap | class | SQL文の実行によって生成されたResultSetのカラムとJavaオブジェクトのプロパティをマッピングします。結果をマッピングするクラスを指定します。 |
id | ステートメントが参照するために使用する識別子を指定します。 | |
result | columun | マッピングするデータベースのカラム名を設定します。 |
jdbctype | セットするプロパティのjavaプロパティ型を明示的に指定するために設定します。 | |
property | SQL文によって返された結果をマッピングするオブジェクトのプロパティ名を設定します。 | |
insert | 挿入処理をするためのステートメントを設定します。 | |
update | 更新処理をするためのステートメントを設定します。 | |
select | 検索処理をするためのステートメントを設定します。 | |
delete | 削除処理をするためのステートメントを設定します。 |
作成したSQL Mapファイルはアプリケーションと一緒に配備します。
SQL Map ファイルの雛形は下記に格納してあります。
サーバパッケージ
[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\ibatis23\sample\SqlMap.xm |
開発環境パッケージ
[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\sample\openjava\iBATIS\SqlMap.xml |
/opt/FJSVibsjf/ibatis23/sample/SqlMap.xml |