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FUJITSU Software

2.6 チューニング

■ファイルアップロード機能利用時のパフォーマンスチューニングに関して

ファイルアップロード機能では、アップロードされたデータがStruts設定ファイルで指定したしきい値(256KB)を超える場合、そのデータをメモリ上からディスク資源に退避させます。(以後、この退避したデータを一時ファイルと呼称します)

業務運用で想定されるファイルサイズに対して、一時ファイルが作成されるしきい値の設定が適切でない場合、以下の問題が発生する可能性があります。

しきい値が小さ過ぎる場合

一時ファイルが頻繁に作成されるようになります。

アクセス速度の遅いディスク資源へのアクセスが発生するため、スループットが低下する恐れがあります。

また、適切な後始末が行われない場合、一時ファイルが削除されずに残ってしまい、ディスク資源が枯渇する恐れがあります。

しきい値が大き過ぎる場合

一時ファイルの作成頻度を抑える事ができます。

ただし、データサイズの大きいファイルがアップロードされた場合、ヒープ領域の圧迫による処理速度の低下、しいてはOutOfMemoryErrorが発生する可能性があります。