記述形式
r3chgmode {-m {cls|nw} | -i} |
機能説明
旧互換モード(V13.8.0以前)と新モード(V16.0.0)を切り替えます。
インストール直後は新モードになっており、本コマンドを通常は使用する必要はありません。
V16.0.0では、SAPシステムとの通信に利用するRFCライブラリが、「Classic RFC」から「NetWeaver RFC」に変更になっていますが、従来の「Classic RFC」インタフェースを使用したい場合に切り替えることができます。
旧互換モードの「Classic RFC」インタフェースは、SAP社が提供する連携モジュールに関するトラブルが発生した場合に、SAP社のサポートを受けられない可能性がありますので、旧互換モードの「Classic RFC」インタフェースを利用するリスクを考慮した上で切り替えを行ってください。
オプション
-m {cls|nw}
モードを切り替えます。
旧互換モード(Classic RFC)に切り替えます
新モード(NetWeaver RFC)に切り替えます。
-i
現在のモードを出力します。出力結果と意味は下記のとおりです。
<出力結果> <意味> mode=cls 旧互換モード mode=nw 新モード mode=error 不整合な状態
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Solaris | /usr/bin |
実行に必要な権限
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。
注意事項
切り替えを行う場合は、事前にSystemwalker Operation Managerを停止してください。
モード切り替えが発生しない指定(例えばclsの状態でclsに切り替えようとするなど)の場合は、Systemwalker Operation Managerが停止していなくても、コマンドは正常終了します(モードは切り替わりません)。
モードを変更した場合、初期設定ファイル、および動作設定ファイルを見直す必要があります。モードに応じたものに変更してください。旧互換モードの初期設定ファイル、および、動作設定ファイルについては、V13.8.0以前のマニュアルを参照してください。
-iオプションでの表示で「mode=error」が出力された場合、何らかの理由により処理が中断された可能性があります。不整合な状態であるため、-mオプション指定で再度コマンドを実行し、モードを設定してください。
使用例/実行結果
【UNIX版】
/usr/bin/r3chgmode -m cls |
[記述例(UNIX版)]
/usr/bin/r3chgmode -i |
[出力結果]
mode=cls |