一括編集ワークシートでのジョブネット定義は、新規にすべての項目を入力して作成する方法と、既存のジョブネット定義CSVファイルから読み込んで編集する方法があります。
それぞれについて以下に示します。
一括編集ワークシートを利用し、Systemwalker Operation Managerのジョブネット定義CSVファイルを、新規に作成する手順について説明します。
一括編集ワークシートへの入力
一括編集ワークシートで、必要な項目を入力します。
オペランドのチェック
[オペランドチェック]ボタンをクリックします。入力した項目に問題がないか、チェックされます。
入力した内容に問題がない場合
チェック完了と同時に、一括編集ワークシート全体が網掛けされます。この状態での入力はできません。
入力した内容に問題がある場合
エラーを検出した旨がダイアログボックスでメッセージ表示され、エラーが発生しているセルはすべて赤色に反転されます。また検出したエラー内容はエラーファイルに出力されます。エラーファイルの内容を確認して、正しい値に修正し、再度[オペランドチェック]ボタンをクリックします。
<Job Designerインストール先>\Job Designer\Messageフォルダ配下
ErrorLog.txt
参考
*.txtファイルがメモ帳などのテキストエディタに関連付けされている場合、エラー検出時に関連付けされているエディタが起動してエラーファイルが表示されます。
エラーファイル例:
CSVファイルの出力
[CSV出力]ボタンをクリックします。
[CSV出力先]セルが表示されます。CSVファイルの出力先とファイル名を指定します。[保存]ボタンをクリックすると、指定したフォルダにCSVファイルが出力されます。
ここで出力されたCSVファイルをSystemwalker Operation Managerへ登録するためには、サーバへ転送しSystemwalker Operation Managerのコマンドを実行するか,または、Operationワークシートでジョブネット登録バッチジョブを作成して,そのバッチジョブファイルをサーバに転送して実行します。
フォルダ指定ボタン
フォルダ指定ダイアログボックスを表示します。
フォルダを指定すると、選択したセルに、指定したパス名を表示します。
フォルダは160バイト以内で指定します。また、出力するパスを重複して指定することはできません。
保存ボタン
指定したパスにジョブネット定義CSVファイルを出力します。
閉じるボタン
[CSV出力先]セルを閉じます。
一括編集ワークシートを利用し、既存のジョブネット定義CSVファイルを変更する手順について説明します。
変更するジョブネット定義CSVファイルの指定
一括編集ワークシートの[CSV入力]ボタンをクリックすると、[CSVファイルの選択]ウィンドウが表示されます。
読み込むジョブネット定義CSVファイル名を指定します。
読み込みたいジョブネット定義CSVファイルを選択し、 [開く]ボタンをクリックすると、指定したジョブネット定義CSVファイルの内容が一括編集ワークシートに表示されます。
Ctrlキーまたは、Shiftキーを押しながら、マウスの左クリックすると複数のジョブネット定義CSVファイルを読み込むこともできます。
一括編集ワークシートへの入力
一括編集ワークシートで変更したい項目を修正します。
オペランドのチェックやCSVファイルの出力は、新規に作成する場合と同じです。
<ジョブネット情報の編集>
ジョブネットの挿入
ジョブネット定義を作成中に、ジョブネットとジョブネットの間に別のジョブネットを追加したい場合があります。
この場合は、挿入したい行をマウスでクリックしてマウスの右ボタンメニューから「ジョブネットの挿入」を選択します。2行目と3行目に新規にジョブを追加する場合、3行目を指定して「ジョブネットの挿入」を選択します。選択すると以下のように1行空白行が追加され、ジョブネットの定義が可能になります。
ジョブネットの削除
ジョブネット定義を作成中に、途中のジョブネットを削除したい場合があります。
この場合は、削除したい行をマウスでクリックしてマウスの右ボタンメニューから「ジョブネットの削除」を選択します。
ジョブネットの削除を選択すると削除する旨の確認画面が表示されます。削除する場合は「OK」を、削除を取り止める場合は「キャンセル」を選択してください。
<ジョブ情報の編集>
ジョブの挿入
ジョブ定義を作成中に、ジョブとジョブの間に別のジョブを追加したい場合があります。
この場合は、挿入したい行をマウスでクリックしてマウスの右ボタンメニューから「ジョブの挿入」を選択します。2行目と3行目に新規にジョブを追加する場合、3行目を指定して「ジョブの挿入」を選択します。選択すると以下のように1行空白行が追加され、ジョブの定義が可能になります。
なお、追加された行以下のジョブの「先行ジョブ番号」は、自動的に採番され、1ずつ増えます。
ジョブの削除
ジョブ定義を作成中に、途中のジョブを削除したい場合があります。
この場合は、削除したい行をマウスでクリックしてマウスの右ボタンメニューから「ジョブの削除」を選択します。
ジョブの削除を選択すると、削除する旨の確認画面が表示されます。削除する場合は「OK」を、削除を取り止める場合は「キャンセル」を選択してください。
OKを選択して実行すると、削除行のジョブ以降の「先行ジョブ番号」を自動的に振り替えるかどうかの確認メッセージが出力されます。振り替える場合は「OK」を、現状のままにしておく場合は「キャンセル」を選択して実行します。
データの複写
複数のジョブ情報を定義する場合、コマンド名やディレクトリ名など、同じ名称や同じような名称が続くなど、連続して複写したい場合があります。すべての欄にキーボードから入力したり、コピー&ペーストしたりするのは、大変手間がかかります。Excelの機能を利用して簡単なマウス操作で複写できます。
以下に操作方法を説明します。
同じ名称を複写する
ディレクトリ名を連続して複写します。
ディレクトリ名に文字列を入力します。
入力したフィールドの右下角にマウスカーソルを合わせ、「+」が表示されたらマウスの左ボタンを押したまま複写したい場所まで、マウスカーソルを移動します。
複写したい場所まで移動させてマウスの左ボタンを離すと同じ文字列が連続して複写されます。
連続する番号で複写する
コマンド名の末尾が数字の場合に連続した番号で複写したい場合があります。
コマンド名に文字列を入力します。
入力したフィールドの右下角にマウスカーソルを合わせ、「+」が表示されたらマウスの左ボタンを押したまま複写したい場所まで、マウスカーソルを移動します。
複写したい場所まで移動させてマウスの左ボタンを離すと末尾の数字が連番で複写されます。
なお、連続した番号でなく、同じ番号で複写したい場合は、マウスカーソルを複写したい場所まで移動した後、「Ctrl」キーを押しながらマウスの左ボタンを離すと、同じ名称で複写されます。
注意
一括編集ワークシートのジョブ情報欄を複写しても、ジョブ情報は複写されません。
参考
項目の並べ替えについて
[一括編集]ワークシートおよび[一括編集(ジョブ情報)]ワークシートでは、項目をキーとした並べ替えができます。
並べ替えは、項目名の下に表示される並べ替え用の行で操作できます。(並べ替え用の行には、左側の列に▲が初期表示されます。)
並べ替えのキーとしたい項目のセルをダブルクリックすると、ダブルクリックしたセルに▲または▼が表示され、該当する列の並べ替えが行われます。▲が表示されている場合は昇順、▼が表示されている場合は降順となります。ダブルクリックにより昇順、降順の並べ替えが交互に行われます。
なお、並べ替えを行う列のすべての行が網掛け表示されている場合、並べ替えはできません。
以下の操作を行った場合は、元の並び順([一括編集]ワークシートの場合はNo順、[一括編集(ジョブ情報)]ワークシートの場合はジョブ番号順)に戻ります。
[一括編集]ワークシートの場合
オペランドチェック
クリア
[一括編集(ジョブ情報)]ワークシートの場合
クリア
キャンセル
ジョブ情報更新
ジョブフロー生成