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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.3
FUJITSU Software

A.5.2 RMS 構成の場合

RMSが確実に動作するにはカーネルパラメタの設定が必要です。そのため、RMSのインストール時に、これらのカーネルパラメタが/etc/systemに定義されていない場合、または、定義されている場合でも、設定値が以下に示す値を満たしていない場合は、以下に示す値を設定するよう/etc/systemの定義が自動で更新されます。

カーネルパラメタ

特性

パラメタの意味

msgsys:msginfo_msgmnb

最大値

4194304

1つのメッセージキューに保有できるメッセージの最大サイズ

msgsys:msginfo_msgmni

加算

8192

システム全体で利用可能なメッセージキュー識別子の最大数

msgsys:msginfo_msgtql

最大値

65535

メッセージヘッダ数の最大数

注意

  • PRIMECLUSTERでは、プロセス間通信でメッセージキューを使用します。

    RMS起動時、0x4d2から2076個を予約します。

    アプリケーションでメッセージキューを使用する場合は、上記の範囲(0x4d2~0xcee)以外を使用してください。

  • RMS のインストール時に/etc/system のパラメタ定義が自動で追加/更新された場合であっても、他のソフトウェア製品や利用者アプリケーションで使用する値について確認し、必要に応じて定義値を修正してください。