RMSが確実に動作するにはカーネルパラメタの設定が必要です。そのため、RMSのインストール時に、これらのカーネルパラメタが/etc/systemに定義されていない場合、または、定義されている場合でも、設定値が以下に示す値を満たしていない場合は、以下に示す値を設定するよう/etc/systemの定義が自動で更新されます。
カーネルパラメタ | 特性 | 値 | パラメタの意味 |
---|---|---|---|
msgsys:msginfo_msgmnb | 最大値 | 4194304 | 1つのメッセージキューに保有できるメッセージの最大サイズ |
msgsys:msginfo_msgmni | 加算 | 8192 | システム全体で利用可能なメッセージキュー識別子の最大数 |
msgsys:msginfo_msgtql | 最大値 | 65535 | メッセージヘッダ数の最大数 |
注意
PRIMECLUSTERでは、プロセス間通信でメッセージキューを使用します。
RMS起動時、0x4d2から2076個を予約します。
アプリケーションでメッセージキューを使用する場合は、上記の範囲(0x4d2~0xcee)以外を使用してください。
RMS のインストール時に/etc/system のパラメタ定義が自動で追加/更新された場合であっても、他のソフトウェア製品や利用者アプリケーションで使用する値について確認し、必要に応じて定義値を修正してください。