クラスタシステムの構成として以下があります。いずれも「PRIMECLUSTERシステム設計ワークシート」を使用してシステムの設計を行ってください。
仮想マシン機能を使用しない場合
仮想マシン機能を使用する場合
PRIMECLUSTERシステムの導入作業は、作成した“付録A PRIMECLUSTERシステム設計ワークシート”をもとに行います。ワークシートは必ず作成してください。
なお、SPARC M10 のクラスタシステムでは、XSCF への通信経路を二重化することにより、一方のLANに異常が発生した場合でも、もう一方のLANを使用して、ノードの非同期監視、および異常ノード強制停止が可能になります。”2.2.2 SPARC M10 のXSCF構成”を参照し、XSCFへの通信経路の構成を決定してください。
SPARC Enterprise M3000, M4000, M5000、SPARC M10-1, M10-4のクラスタシステムでは、リモート電源制御ユニットを使用することで、異常ノードの強制停止に使用するオプションハードウェアに異常が発生した場合でも、ノードの主電源および冗長電源の切断を行い、より確実に異常が発生したノードを強制停止させることが可能になります。“付録J リモート電源制御ユニットを使用する場合”を参照し、リモート電源制御ユニットの使用を決定してください。
参照
動作環境の詳細については、“PRIMECLUSTER インストールガイド”の“2. 動作環境”を参照してください。
参考
仮想マシン機能を使用しない場合のシステム設計を行う場合には、“A.10 システム設計例”を参考にしてください。
Oracle VM Server for SPARC環境でPRIMECLUSTERを使用する場合は、“第14章 Oracle VM Server for SPARC環境でPRIMECLUSTERを使用する場合”を参考にしてください。
Oracle Solaris カーネルゾーン環境でPRIMECLUSTERを使用する場合は、“第15章 Oracle Solaris カーネルゾーン環境でPRIMECLUSTERを使用する場合”を参考にしてください。
Oracle Solaris ゾーン環境でPRIMECLUSTERを使用する場合は、“第16章 Oracle Solaris ゾーン環境でPRIMECLUSTERを使用する場合”を参考にしてください。