名前
Header
形式
Header [onsuccess|always] set|append|add ヘッダ名 値 [env=[!]環境変数名]
Header [onsuccess|always] echo|unset ヘッダ名
機能概要
クライアントへのHTTPレスポンスヘッダのフィールド値を設定します。
設定方法として、指定可能なオプションを以下に示します。
200番台のステータスコードのHTTPレスポンスを設定対象とします。本オプションおよび「always」を省略した場合は、本オプションが指定されます。
200番台のステータスコードのHTTPレスポンス、および200番台以外のステータスコードのHTTPレスポンスを設定対象とします。
HTTPレスポンスヘッダに指定したヘッダ名および値を設定します。同じ名前のヘッダがすでに存在する場合は、フィールド値を本ディレクティブで指定した値に置き換えます。
HTTPレスポンスヘッダに指定したヘッダ名および値を設定します。同じ名前のヘッダがすでに存在する場合は、フィールド値の後にコンマで区切って本ディレクティブで指定した値を追加します。
HTTPレスポンスヘッダに指定したヘッダ名および値を設定します。同じ名前のヘッダがすでに存在する場合でも、本ディレクティブで指定したヘッダフィールド行を追加します。
HTTPレスポンスヘッダに指定したHTTPリクエストヘッダの情報を設定します。
HTTPレスポンスヘッダから指定したヘッダ名のヘッダフィールドを削除します。指定した名前を持つヘッダフィールド行が複数ある場合は、すべてのヘッダフィールド行を削除します。
「env=環境変数名」を指定すると、指定した環境変数が存在した場合に、HTTPレスポンスヘッダの設定が有効となります。「env=!環境変数名」指定時は、指定した環境変数が存在しない場合に、HTTPレスポンスヘッダの設定が有効となります。環境変数については、「付録B 環境変数とサーバ変数」を参照してください。
指定位置
グローバルコンテキスト、バーチャルホスト、ディレクトリ
省略値
なし
モジュール
mod_headers
使用例
クライアント(Webブラウザ、プロキシなど)にキャッシュさせないようにするために、以下を設定する場合
Pragmaヘッダ:「no-cache」
Cache-Controlヘッダ:「no-store」
ポイント
本機能は、クライアントがキャッシュヘッダ制御をサポートしている場合に使用可能です。
LoadModule headers_module "C:/Interstage/F3FMihs/modules/mod_headers.so" Header set Pragma no-cache Header set Cache-Control no-store
LoadModule headers_module "/opt/FJSVihs/modules/mod_headers.so" Header set Pragma no-cache Header set Cache-Control no-store
拡張子「.gif」/「.jpg」以外のコンテンツへのアクセス時に、以下を設定する場合
Cache-Controlヘッダ:「no-store」
LoadModule headers_module "C:/Interstage/F3FMihs/modules/mod_headers.so" LoadModule setenvif_module "C:/Interstage/F3FMihs/modules/mod_setenvif.so" SetEnvIf Request_URI \.(gif|jpg)$ gif_jpg Header set Cache-Control no-store env=!gif_jpg
LoadModule headers_module "/opt/FJSVihs/modules/mod_headers.so" LoadModule setenvif_module "/opt/FJSVihs/modules/mod_setenvif.so" SetEnvIf Request_URI \.(gif|jpg)$ gif_jpg Header set Cache-Control no-store env=!gif_jpg