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Interstage Application Server V12.1.0 Interstage HTTP Server 運用ガイド
FUJITSU Software

名前

Header


形式

Header [onsuccess|always] set|append|add ヘッダ名 値 [env=[!]環境変数名]
Header [onsuccess|always] echo|unset ヘッダ名


機能概要

クライアントへのHTTPレスポンスヘッダのフィールド値を設定します。
設定方法として、指定可能なオプションを以下に示します。


onsuccess

200番台のステータスコードのHTTPレスポンスを設定対象とします。本オプションおよび「always」を省略した場合は、本オプションが指定されます。

always

200番台のステータスコードのHTTPレスポンス、および200番台以外のステータスコードのHTTPレスポンスを設定対象とします。

set

HTTPレスポンスヘッダに指定したヘッダ名および値を設定します。同じ名前のヘッダがすでに存在する場合は、フィールド値を本ディレクティブで指定した値に置き換えます。

append

HTTPレスポンスヘッダに指定したヘッダ名および値を設定します。同じ名前のヘッダがすでに存在する場合は、フィールド値の後にコンマで区切って本ディレクティブで指定した値を追加します。

add

HTTPレスポンスヘッダに指定したヘッダ名および値を設定します。同じ名前のヘッダがすでに存在する場合でも、本ディレクティブで指定したヘッダフィールド行を追加します。

echo

HTTPレスポンスヘッダに指定したHTTPリクエストヘッダの情報を設定します。

unset

HTTPレスポンスヘッダから指定したヘッダ名のヘッダフィールドを削除します。指定した名前を持つヘッダフィールド行が複数ある場合は、すべてのヘッダフィールド行を削除します。


「env=環境変数名」を指定すると、指定した環境変数が存在した場合に、HTTPレスポンスヘッダの設定が有効となります。「env=!環境変数名」指定時は、指定した環境変数が存在しない場合に、HTTPレスポンスヘッダの設定が有効となります。環境変数については、「付録B 環境変数とサーバ変数」を参照してください。


指定位置

グローバルコンテキスト、バーチャルホスト、ディレクトリ


省略値

なし


モジュール

mod_headers


使用例

クライアント(Webブラウザ、プロキシなど)にキャッシュさせないようにするために、以下を設定する場合

ポイント

本機能は、クライアントがキャッシュヘッダ制御をサポートしている場合に使用可能です。

LoadModule headers_module "C:/Interstage/F3FMihs/modules/mod_headers.so"
Header set Pragma no-cache
Header set Cache-Control no-store

LoadModule headers_module "/opt/FJSVihs/modules/mod_headers.so"
Header set Pragma no-cache
Header set Cache-Control no-store

拡張子「.gif」/「.jpg」以外のコンテンツへのアクセス時に、以下を設定する場合

LoadModule headers_module "C:/Interstage/F3FMihs/modules/mod_headers.so"
LoadModule setenvif_module "C:/Interstage/F3FMihs/modules/mod_setenvif.so"
SetEnvIf Request_URI \.(gif|jpg)$ gif_jpg
Header set Cache-Control no-store env=!gif_jpg

LoadModule headers_module "/opt/FJSVihs/modules/mod_headers.so"
LoadModule setenvif_module "/opt/FJSVihs/modules/mod_setenvif.so"
SetEnvIf Request_URI \.(gif|jpg)$ gif_jpg
Header set Cache-Control no-store env=!gif_jpg