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Interstage Application Server V12.1.0 Interstage HTTP Server 運用ガイド
FUJITSU Software

4.2.2 エラーログ

Webサーバでエラーが発生したときのエラー状況をログ(エラーログ)として出力します。
初期設定では、以下に示す出力先に出力する設定になっています。出力の設定を変更する方法は、Interstage管理コンソールを使用して設定する方法と、環境定義ファイル(httpd.conf)を使用して設定する方法があります。

出力先

エラーログは、以下のファイル(初期値)に出力されます。


(インストールパスはデフォルト)

C:\Interstage\F3FMihs\servers\(Webサーバ名)\logs\errorlog

(インストールパスはデフォルト)

/var/opt/FJSVihs/servers/(Webサーバ名)/logs/errorlog

/var/opt/FJSVihs/servers/(Webサーバ名)/logs/errorlog

ポイント

ログファイルのローテーションが行われる場合、エラーログは以下のファイル(初期値)に変名されます。

errorlog.N

Nは通番です。0から始まる連続の番号であり、新しいファイルの順に、1番目のファイルの通番は「.0」、N番目のファイルの通番は「.(N-1)」となります。

■出力タイミング

エラーログは、Webサーバでエラーが発生したときに出力されます。


出力形式

エラーログとして出力されるログの形式を以下に示します。


[日時] [ログレベル] [client IPアドレス] (エラー番号)エラー説明: メッセージ本文


出力項目

出力形式に対応する各出力項目を以下に示します。


日時

エラー発生日時
「[曜日 月 日 時:分:秒 西暦]」の形式で出力されます。

ログレベル

ログレベル

エラーログの重度

初期設定時の出力

emerg

緊急事態発生のエラー

alert

修正しなければ動作不可のエラー

crit

直ちに処理すべきエラー

error

あまり重要ではなく、無視してもよいエラー

warn

警告であり、無視してもよいエラー

notice

通常起こりうる特筆すべき通知情報

info

notice以外の通知情報
(環境定義を編集した場合に出力されます。)

×

debug

モジュールの開発/デバッグ中のログ
(環境定義を編集した場合に出力されます。)

×

client IPアドレス

クライアントまたはプロキシサーバなどのIPアドレス
クライアントからWebサーバにアクセスした際にエラーが発生した場合、出力されます。
本項目は、省略される場合があります。

エラー番号

オペレーティングシステムのエラー番号
本項目は、省略される場合があります。

エラー説明

エラー番号の説明
本項目は、省略される場合があります。

メッセージ本文

メッセージの本文

エラーログのメッセージの内容については、「メッセージ集」の「Interstage HTTP Serverが出力するメッセージ」-「Interstage HTTP Serverのエラーログ」を参照してください。ログレベルごとに説明されています。


出力例

バージョンが「x.x」、西暦年が「yyyy」の場合の出力例を以下に示します。

[Thu Mar 7 15:44:11 yyyy] [notice] FJapache/x.x (Unix) configured -- resuming normal operations
[Thu Mar 7 15:51:01 yyyy] [error] [client 192.168.0.1] File does not exist: /opt/FJSVihs/servers/FJapache/htdocs/abc