Interstage Application Server V9.0(以降、Interstage V9.0)での変更内容を説明します。
Message-driven Bean使用時のイベントチャネルの停止について
Message-driven Beanを使用し、JMSメッセージングモデルとトランザクション管理種別が下記表の○の場合、従来はイベントチャネルが停止するとIJServerプロセスを停止していました。しかし、IJServerを停止すると他の業務にも影響があるため、Interstage V9.0以降ではメッセージIJServer21457を出力し、IJServerプロセスの停止は行いません。
JMSメッセージングモデル | トランザクション管理種別 | ||
---|---|---|---|
Bean | Container | ||
トランザクション属性 | |||
Required | NotSupported | ||
Point-To-Pointモデル | - | - | - |
Publish/Subscribeモデル | ○ | ○ | - |
Entity BeanのPrimary Keyクラスにデータベースの固定長項目をマッピングした場合の動作について
Primary Keyクラスにデータベースの固定長項目をマッピングしている場合、以下の処理シーケンスでビジネスメソッドを実行すると、“IJServer21221:Specified EJB object already deleted: NAME=<Entity Bean名>”というエラーが通知される場合があります。固定長項目をマッピングしているPrimary Keyクラスを実装する場合には、“13.9 Primary Keyクラスの作成”の“メソッド定義時の注意事項”に従って実装してください。
キーの文字列に空白を補完したPrimary Keyのインスタンス変数指定して、removeメソッドを実行
キーが1と同じ文字列で空白を補完しないPrimary Keyのインスタンス変数を指定して、createメソッドを実行
1と同じPrimary Keyのインスタンス変数を指定して、findByPrimaryKeyを実行
3で取得したEJB Objectのビジネスメソッドを実行