Interstage管理コンソールを使用して、JMSアプリケーションがメッセージの送受信に使用するイベントチャネルの動作状況を参照することができます。
Interstage管理コンソールの使用方法については、“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールによるInterstage運用”を参照してください。
表示するイベントチャネルの情報を以下に示します。
| 表示項目 | 内容 |
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1 | グループ名 | イベントチャネルが含まれるグループ名です。
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2 | チャネル名 | 表示対象となるイベントチャネル名です。ただし、テンポラリトピックまたはテンポラリキュー(動的生成チャネル)の場合は識別IDです。 |
3 | タイプ | イベントチャネルのタイプです。
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4 | Destination | イベントチャネルに関連付けられているDestination定義のJNDI名です。 |
5 | ユニット | 不揮発チャネル運用時の保存先のユニットIDです。 |
6 | 起動状態 | イベントチャネルの状態を表示します。
|
7 | 現蓄積メッセージ数 | イベントチャネルに蓄積しているメッセージの現数です。 |
8 | 接続コンシューマ数 | イベントチャネルに接続されているサブスクライバ数またはレシーバ数です。 (注) |
9 | 接続プロデューサ数 | イベントチャネルに接続されているパブリッシャ数またはセンダ数です。 |
注) EJBのMessage-driven Beanを使用している場合は、接続コンシューマ数に以下の値が加算されます。
Point-To-Pointメッセージングモデル
接続コンシューマ数の加算値は、通信状態により初期値から最大値まで増加します。
process × instance(初期値) ≦ 接続コンシューマ数の加算値 ≦ process × instance × 2 (最大値)
process:IJServerの[プロセス多重度]
instance:Message-driven Beanの[初期起動インスタンス数(同時実行スレッド数)]
Publish/Subscribeメッセージングモデル
接続コンシューマ数の加算値 = 1
注意
イベントチャネルに蓄積されたメッセージは、以下の契機で削除されます。
揮発運用時のTopicタイプのイベントチャネル
コンシューマ(サブスクライバ)がメッセージを取り出した
メッセージの生存時間に達した
コンシューマ(サブスクライバ)の接続情報を回収した
イベントチャネルを強制停止した
揮発運用時のQueueタイプのイベントチャネル
コンシューマ(レシーバ)がメッセージを取り出した
メッセージの生存時間に達した
イベントチャネルを強制停止した
不揮発化運用時のTopicタイプのイベントチャネル
コンシューマ(サブスクライバ)がメッセージを取り出した
メッセージの生存時間に達した
コンシューマ(サブスクライバ)の接続情報を回収した
不揮発化運用時のQueueタイプのイベントチャネル
コンシューマ(レシーバ)がメッセージを取り出した
メッセージの生存時間に達した
※不揮発化運用時のQueueタイプのイベントチャネルの場合、イベントチャネルの強制停止では、メッセージを削除することはできません。イベントチャネルに蓄積されたメッセージを削除するには、コンシューマ(レシーバ)でメッセージを取り出してください。
イベントチャネルが閉塞終了中の場合、イベントチャネルにメッセージが蓄積されている間は、イベントチャネルは停止しません。イベントチャネルに蓄積されているメッセージがコンシューマに配信されて削除されるか、生存時間に達して削除された段階で、イベントチャネルが停止します。
Interstage管理コンソールを使用して、メッセージの保存先(ユニット)の状況を参照することができます。
表示する保存先(ユニット)の情報を以下に示します。
| 表示項目 | 内容 |
---|---|---|
1 | ユニットID | ユニット名 |
2 | ユニットモード | 不揮発チャネル運用時のユニット種別です。
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3 | システム使用率(%) | 格納ディレクトリのシステム用(ユニット制御用)ファイルの使用率を表示します。 |
4 | イベントデータ使用率(%) | 格納ディレクトリのイベントデータ用ファイルの使用率を表示します。 |
5 | システム領域数 | 不揮発化チャネル運用時のシステム用(ユニット制御用)データ格納域の数を表示します。 |
6 | イベントデータ領域数 | 不揮発化チャネル運用時のイベントデータ用データ格納域の数を表示します。 |