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Interstage Application Server V12.1.0 J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)
FUJITSU Software

第1章 概要

サポートするJ2EEの仕様範囲

J2EEプラットフォームは、J2EEアプリケーションを実行するための標準環境です。

Interstageが提供するJ2EEプラットフォームは、企業規模の多階層サービスの実装に必要とされるさまざまな機能を提供します。


J2EEコンポーネントとして提供する機能

InterstageのJ2EEコンポーネントは、以下の規約に準じて作成されたJ2EEアプリケーションに対するサービスを提供します。

規約

バージョン

JSP

2.0

Servlet

2.4

EJB

2.1

JMS

1.1

JTA

1.0

JavaMail

1.4

JAF

1.1

JAXP

1.2

Connector

1.5

Web Services

1.1

JAX-RPC

1.1

SAAJ

1.2



Interstageでは以下のサービスを提供しています。

Servletサービス

Servletサービスは、サーバ上でWebアプリケーションの実行を制御するコンポーネントです。

EJBサービス

EJBサービスは、EJB規約に準拠した、サーバアプリケーションを実行するためのコンポーネントです。

Interstage Webサービス

Interstage Webサービスは、Webサービスの実行を制御するコンポーネントです。

JNDI

JNDIは、各アプリケーションで使用するリソース情報をアプリケーション動作環境ごとに定義するのではなく、Interstage環境で動作するすべてのアプリケーションで利用可能なJNDIサービスプロバイダ機能を提供するコンポーネントです。

JDBC

JDBCは、Javaアプリケーションからデータベースにアクセスするためのデータベース非依存のAPIを提供します。Interstageでは、各データベースが提供するJDBCドライバと連携するための機能を提供しています。詳細は“4.3 JDBC(データベース)を参照する場合の環境設定”を参照してください。

Java Transaction Service (JTS)

JTSは、アプリケーションがトランザクションにアクセスする場合に、特定の実装を意識しないためのサービスを提供するコンポーネントです。

Java Message Service (JMS)

JMSは、分散環境において信頼できる非同期通信を提供するコンポーネントです。

J2EE Connector Architecture (connector)

connectorは、EIS層に位置付けられたERPシステムやメインフレーム、データベースといった企業情報システムなどに共通に接続するためのコンポーネントです。

JavaMail

JavaMailは、Javaを用いて、環境やプロトコルに依存しない、メール送受信機能の実現とアプリケーションの作成を可能にするAPIを提供するコンポーネントです。またプロバイダとしては、SMTP、IMAPおよびPOP3を同梱しています。