本節では、ジョブ実行制御が提供するAPIについて説明します。
ジョブ実行制御API共通の動作環境、注意事項、および必要ファイルについての説明を以下に示します。
動作環境
当APIは、Systemwalker Operation Managerサーバ導入マシン上でのみ動作します。Systemwalker Operation Managerクライアントのみが導入されているマシン上では動作しません。
注意事項
コンパイル環境として、コンパイラは、VisualC++(バージョン2015)を、ランタイムライブラリは“マルチスレッド”を使用してください。【Windows版】
LIBをリンクしているアプリケーションは、当バージョン/レベルで提供されたLIBファイルおよびINCLUDEファイルを使用して、再度リンクしてください。
ジョブ実行制御APIを、同一プロセス内の複数のスレッドから、同時に呼び出さないでください。
必要ファイル
上記ジョブ実行制御APIを使用するには、以下のファイルが必要となります。
Windows x86版
f3cuapi.lib
f3cuapi.h
Windows x64版
f3cuapi_x64.lib
f3cuapi_x64.h
Solaris 32bit版、Solaris 64bit版、Linux x86版、Linux x64版共通
libmjes.so
mjesapi.h
ジョブ実行制御の各APIはLIBファイルに格納し、各APIで使用する定数および構造体はINCLUDEファイルに宣言します。
これらのファイルは、以下のディレクトリ配下に格納されています。
Windows版
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\lib
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\include
Solaris版、Linux版共通
/opt/FJSVMJS/usr/lib
/opt/FJSVMJS/usr/include