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Systemwalker Operation Manager  リファレンス集
FUJITSU Software

4.18 jobschmsgeventコマンド

記述形式

【Windows版】

jobschmsgevent メッセージ事象名[:プロジェクト名[/ジョブネット名]]
[ホスト名|-f:ファイル名] [-t:種別] [-p param [-c suffix]]
[-sys {all|サブシステム番号}] (注)

【UNIX版】

jobschmsgevent メッセージ事象名[:プロジェクト名[/ジョブネット名]
[メッセージテキスト]] [-h ホスト名] [-t:種別] [-p param [-c suffix]]
[-sys {all | サブシステム番号}] (注)

注)

“[-sys { all | サブシステム番号}]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。

機能説明

メッセージ事象を発生させます。

本コマンドでメッセージ事象を発生させた場合、イベントログにソース名“MpJobsch”、イベントID“2301”、メッセージテキスト“nnnnメッセージ事象が発生しました”(nnnnはメッセージ事象名)のメッセージ事象が出力されます。【Windows版】

本コマンドで発生させたメッセージ事象は、プロジェクト名を省略した場合、すべてのプロジェクトのすべてのジョブネットに対して有効となります。

ホスト名およびファイル名の両方を省略した場合、自ホストに対してメッセージ事象を発生させます。【Windows版】

なお、発生させたメッセージ事象のカウントやクリアのされ方については、“Systemwalker Operation Manager 運用ガイド”の“メッセージ事象とジョブネットの動作”を参照してください。

オプション

メッセージ事象名

発生させるメッセージ事象名を12バイト以内で指定します。

プロジェクト名

特定のプロジェクト内のジョブネットに対してのみメッセージ事象を発生させる場合に、プロジェクト名を指定します。

ジョブネット名

特定のジョブネットに対してのみメッセージ事象を発生させる場合に、対象となるジョブネットを指定します。

メッセージテキスト【UNIX版】

任意の文字列を指定します。

ホスト名【Windows版】  -h ホスト名【UNIX版】

メッセージ事象を発生させるホスト名を指定します。ホスト名は64バイト以内の英数字で指定します。省略した場合、自ホストに対してメッセージ事象を発生させます。

-f: ファイル名【Windows版】

発生させるサーバのホスト名一覧を記述したファイル名を指定します。

-t: 種別【Windows版】

発生させるメッセージ事象名のイベントログに出力される種別を指定します。

省略値は“-t:INFO”になります。

以下のどれか1つを指定します。

INFO

“情報”を出力します。

WARN

“警告”を出力します。

ERROR

“エラー”を出力します。

-p param

メッセージ事象により起動されるジョブネットの各ジョブに渡す可変パラメタを指定します。本オプションを指定すると、メッセージ事象を受信したジョブネットの起動時に、ジョブ定義中に記述された変数“@.VPARAM@”を、指定した可変パラメタに置き換えます。

可変パラメタは200バイト以内の文字列で指定します。仮名半角およびユーザ定義文字を含むことはできません。

可変パラメタは省略可能です。省略した場合、ジョブ定義中に記述された変数“@.VPARAM@”は空文字列に置き換えられてジョブが起動されます。

本オプションで指定した可変パラメタを受信できるのは、単一のメッセージ事象を待ち合わせるジョブネット、または複数のメッセージ事象のうちいずれかのメッセージ事象を待ち合わせるジョブネットです。

可変パラメタは、階層化されたジョブネットの2階層目以降のジョブネット(子ジョブネット)にも渡されます。

本オプションを複数指定することはできません。

-c suffix

複写起動するジョブネット名につけるサフィックスを、30バイト以内の文字列で指定します。本オプションを指定すると、可変パラメタを指定して起動される対象のジョブネットが、指定したサフィックスつきのジョブネット名に複写され、複写されたジョブネットが起動されます。階層化されたジョブネットの場合、2階層目以降のジョブネットも複写されます。

半角英数字およびハイフン(-)が使用できます。先頭文字は半角英数字のみ使用可能です。必ず-pオプションとともに指定し、-pオプションよりも後ろに指定します。

複写先ジョブネットのジョブネット名およびジョブネット名称は、“複写元のジョブネット名(またはジョブネット名称)+アンダーバー(_)+suffixで指定した文字列”となります。

複写は、ジョブネットが起動されるタイミング(階層化されたジョブネットの場合は、親ジョブネットが起動されるタイミング)で行われます。また、複写先ジョブネットは、次回、同じ名前のジョブネットが複写されるタイミングで上書きされます。

グループ内ジョブネットに対しては、本オプションは無効となります。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition-sys { all | サブシステム番号}

複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。

ただし、サブシステム運用しているジョブスケジューラのジョブとして起動された場合は、起動元のサブシステム番号が操作対象となります。

all

すべてのサブシステムを操作対象とします。

サブシステム番号

操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。

コマンド格納場所

Windows

Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\bin

Solaris
HP-UX
AIX
Linux

/usr/bin

注意事項