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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 検疫ネットワークへの自動隔離機能使用手引書
FUJITSU Software

A.1 セキュリティリスク検疫ポリシー定義ファイル

ここでは、セキュリティリスク検疫ポリシー定義ファイルについて説明します。

目的

以下のどれかのサーバから本製品のマネージャーに通知される、すべてのセキュリティリスクについて、該当するL-Serverを検疫ネットワークに隔離しないように変更する場合に本定義ファイルを作成します。
本定義ファイルを編集した後の、本製品のマネージャーのサービス再起動は不要です。

【Trend Micro VB Corp.】
  • ウイルスバスターCorp. 11.0サーバ

  • ウイルスバスターCorp. XGサーバ


定義ファイルの書式

定義ファイルの格納場所

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

参考

上記の格納場所には、定義ファイルのサンプル(avmgr.rcxprop.sample)が格納されています。
サンプルを流用する場合、ファイルの内容を変更したあと、ファイル名に含まれる".sample"を削除して配置してください。

定義ファイルの名前

avmgr.rcxprop

文字コード

【Windowsマネージャー】
UTF-8

改行コード

【Windowsマネージャー】
CR/LF

定義ファイルの形式

以下の形式で記述します。

avmgr.corp.action_filter_base={ALL_ENABLE|ALL_DISABLE}

コメントは、先頭文字をシャープ("#")で記述します。

定義ファイルの指定項目
avmgr.corp.action_filter_base

以下のどれかのサーバから本製品のマネージャーへの全通知について、セキュリティリスク検疫ポリシーを指定します。

【Trend Micro VB Corp.】
  • ウイルスバスターCorp. 11.0サーバ

  • ウイルスバスターCorp. XGサーバ

以下のどちらかを指定します。

  • 全通知について、該当するL-Serverを検疫ネットワークに隔離する場合

    "ALL_ENABLE"を指定します。

    隔離対象外キーワード定義ファイルと併用することにより、例外的に隔離しないセキュリティリスクを指定できます。

  • 全通知について、該当するL-Serverを検疫ネットワークに隔離しない場合

    "ALL_DISABLE"を指定します。

    隔離対象キーワード定義ファイルと併用することにより、例外的に隔離するセキュリティリスクを指定できます。

以下の場合、"ALL_ENABLE"が指定されます。

  • "avmgr.corp.action_filter_base"の指定を省略した場合

  • 無効な値を指定した場合

"avmgr.corp.action_filter_base"を複数設定した場合、最後の指定が有効になります。

avmgr.corp.action_filter_base=ALL_DISABLE