ここでは、サーバロールの設定の変更について説明します。
RORマネージャーが動作しているVMゲストに対して"Manager"のサーバロールを設定します。
それにより、RORマネージャーが停止する以下の操作、機能を制限して誤操作を防止できます。
RORマネージャー (VMゲスト)への操作
電源操作
サーバ間の移動
サーバプールに登録済みのサーバに構築されたVMホストは、移動先VMホストに指定できません。
RORマネージャー (VMホスト)の稼動しているVMホストへの操作
電源操作
バックアップリストア
サーバ切替え (注1)
ping監視 (注2)
HBA address rename設定
サーバ削除(HBA address renameを使用している場合)
注1) 自動リカバリは動作しません。予備サーバの場合は切替え先から除外されます。
注2) 設定はできますが、リカバリは動作しません。
"Manager"のサーバロールを設定したVMゲストは、リソースツリーで名前の後に"[Manager]"と表示されます。
以下のVMゲストには"Manager"のサーバロールを設定できません。
仮想L-Serverと関連付いているVMゲスト
物理L-Serverと関連付いているVMホスト上のVMゲスト
"Manager"のサーバロールを設定したVMゲストが動作しているVMホストは、オーケストレーションツリーのサーバプールに登録できません。
"Manager"のサーバロールを設定したVMゲストには仮想L-Serverを関連付けることはできません。
"Manager"のサーバロールはシステム上で1つのVMゲストにだけ設定できます。
以下の手順で、設定内容を変更します。
RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象のVMゲストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[サーバロール]を選択します。
[Manager]を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
サーバロールの設定が変更されます。
または、メニューバーから以下の手順で、設定内容を変更します。
RORコンソールのサーバリソースツリーで対象のVMゲストを選択状態とし、メニューバーより[設定]-[設定変更]-[サーバロール]を選択します。
[Manager]を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
サーバロールの設定が変更されます。
注意
停電などですべてのサーバの電源をOFFにする場合、マネージャーが動作しているVMホストのサーバ名を控えます。
停電の復旧後、最初にそのVMホストのサーバを起動することで、その他のサーバはRORから起動できます。