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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

7.5 ネットワークリソースの仕様変更

ネットワークリソースの仕様変更について説明します。

ネットワークリソース種別ごとの、各項目の変更可否は、以下のとおりです。

表7.1 仕様変更可否の一覧

分類

項目

マネージャーが直接接続している管理LANのネットワークリソース

追加で作成した管理LANのネットワークリソース

iSCSIまたは業務LANのネットワークリソース

基本情報

ネットワークリソース名

ラベル

コメント

接続情報

VLAN ID

×

×

×

外部接続ポート

○ (注1)

○ (注1)

○ (注1)

自動設定

×

×

×

物理LANセグメント

○ (注2)

○ (注2)

○ (注2)

外部接続ポートのVLAN自動設定

×

×

×

サブネット情報

サブネットアドレス/サブネットマスク

○ (注3、注4)

○ (注3)

対象外のIPアドレス

デフォルトゲートウェイ

○ (注4)

ネットワークリソース種別

-

×

×

×

ネットワークデバイス(L2スイッチ)の自動設定 (注5)

VLAN ID、接続ポートなど

×

×

○: 変更可
×: 変更不可
注1) 外部接続ポートを変更しても、配備済みの仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジはそのまま運用できます。ネットワークリソースの仕様変更後、新しく配備する仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジから、外部接続ポートの情報に従った構成になります。外部接続ポートに合わせて、配備済みのネットワークを変更する場合、サーバ仮想化ソフトウェアを直接操作して変更してください。
注2) 物理LANセグメントを変更しても、配備済みの仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジはそのまま運用できます。ネットワークリソースの仕様変更後、新しく配備する仮想スイッチ、ポートグループ、仮想ブリッジから、物理LANセグメントの情報に従った構成になります。物理LANセグメントに合わせて、配備済みのネットワークを変更する場合、サーバ仮想化ソフトウェアを直接操作して変更してください。
注3) 管理LANのサブネットアドレスおよびサブネットマスクは、変更対象のネットワークリソースを利用している物理サーバ、およびL-Serverが存在しない場合に変更できます。
注4) rcxadm mgrctl modifyコマンドを実行すると変更できます。
注5) ネットワークリソース作成時に、ネットワークリソースのXML定義の"<SwitchConfiguration>"タグに、auto="true"を指定してネットワークリソースを作成した場合にできます。

以下の手順で、ネットワークリソースの仕様を変更します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のネットワークリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[仕様]を選択します。

    [ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログが表示されます。

  2. 変更したい項目を修正します。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    ネットワークリソースが変更されます。

注意

  • マネージャーと同一サブネットアドレスの、管理LANリソースのデフォルトゲートウェイアドレスは変更できません。

  • L-ServerのIPアドレスは、ネットワークリソースの開始アドレスからのインデックスによって管理されます。

    このため、サブネットの変更時、L-ServerのIPアドレスは以下のように割り当てられます。

    • 変更の前後でネットワークリソースの開始アドレスが変わらない場合

      L-ServerのIPアドレスは変更されません。

    • 変更の前後でネットワークリソースの開始アドレスが変わる場合

      L-ServerのIPアドレスは自動的に変更されます。

    L-Platformに含まれるネットワークリソース(セグメント)のサブネットアドレスの変更によって、L-Platformに含まれるL-ServerのIPアドレスが変更された場合、変更後のL-ServerのIPアドレスをL-Platformに認識させる必要があります。このため、L-PlatformからL-Serverを解除したあと、L-Platformに対してL-Serverの取込みを実施してください。

    なお、サブネットマスクの拡大によって、IPアドレスがネットワークリソースの終了アドレスを超える場合、該当するL-ServerのIPアドレスは未割当て状態になります。
    事前に、変更後の終了アドレスのインデックス内に収まるようにL-ServerのIPアドレスを変更する、または、IPアドレスを未使用の状態にしてください。

    • L-Platformに含まれるL-ServerのIPアドレスが変更された場合、変更後のL-ServerのIPアドレスをL-Platformに認識させる必要があります。このため、L-PlatformからL-Serverを解除したあと、L-Platformに対してL-Serverの取込みを実施してください。

    • サブネットの変更時、OSの設定は変更されません。

      L-Serverの詳細情報に合わせて、手動でOSの設定を変更してください。

  • 外部接続ポートのVLAN自動設定を指定しているネットワークリソースに対して、以下の変更を行うと、ネットワークループが発生する可能性があります。

    • すでに外部接続ポートとして指定しているLANスイッチブレード上に、新しく別の外部接続ポートを追加する

    この場合、追加する外部接続ポートのケーブルを一時的に外すなど、ループを発生させない対策を行ったうえで、ネットワークリソースを変更してください。