ここでは、物理L-ServerにVMホストを導入する方法について説明します。
物理L-Server作成の事前設定
物理L-Server作成に必要な事前設定を行います。
詳細は、以下を参照してください。
「設計ガイド CE」の「D.2 サーバの事前準備」
「設計ガイド CE」の「D.3 ストレージの事前準備」
「設計ガイド CE」の「D.4 ネットワークの事前準備」
リソースフォルダーの作成
VMホストを導入する物理L-Serverを配置するためのリソースフォルダーを作成します。
リソースフォルダーの作成は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「21.2 作成」を参照してください。
注意
Basicモードの場合、誤って削除されることを防止するために、VMホストを導入する物理L-Serverを配置するリソースフォルダーを作成して、テナント管理者からアクセスできないように設定してください。
詳細は、「設計ガイド CE」の「5.1 ロールによるアクセス制御」を参照してください。
物理L-Serverの作成
作成したリソースフォルダー配下にVMホストを導入する物理L-Serverを作成します。
物理L-Serverの作成は、「7.5 L-Server作成」を参照してください。
注意
VMホストを導入した物理L-Serverに対するクローニングイメージの採取と配付はできません。
L-Serverの業務LAN用のNICにはネットワークリソースを接続せず、"not connected"の状態で利用してください。
ポイント
Auto Deployを使用してVMホストを構築する場合、以下の手順を行ってください。
"イメージの配付"には、"配付しない"を指定してください。
"ブートモード"には、"ネットワークブート(PXE)"を指定してください。
VMホストのインストール
作成した物理L-ServerにVMホストをインストールします。
Auto Deployを使用してVMホストを構築する場合、Auto Deployで使用するDHCPサーバに物理L-Serverの管理NICのMACアドレスと管理IPアドレスを予約し、L-Serverを起動します。
このときの管理NICのMACアドレスには、VIOMまたはISMで設定している仮想MACアドレスを指定してください。
詳細は、それぞれのサーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
エージェントのインストール
VMホストに本製品のエージェントおよびServerView Agentsをインストールします。
Auto Deployを使用してVMホストを構築する場合、本手順は必要ありません。
エージェントのインストールは、「2.2 エージェントのインストール」を参照してください。
ポイント
VMware ESXを利用する場合、エージェントとして、本製品のエージェントおよびServerView for VMwareエージェントをインストールしてください。
VMware ESXiを利用する場合、エージェントとして、ServerView ESXi CIM Providerをインストールしてください。
VMホストのネットワーク設定
仮想L-Server 作成時に仮想スイッチの自動設定を行う場合は、事前に本製品がネットワーク設定の自動化をサポートする構成となっているか確認してください。
詳細は、「8.2.4 ネットワークの自動設定」を参照してください。
VMホストの登録
VM管理製品にVMホストを登録します。
詳細は、それぞれのサーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
VM管理製品の登録
本製品にVM管理製品を登録します。
詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「5.2 VM管理製品の登録」を参照してください。
エージェントの登録
VMホストを導入する物理L-Serverのエージェントを登録します。エージェントの登録は、以下の手順で実行します。
オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[エージェント]を選択します。
表示された[エージェントの登録]ダイアログで、[OK]ボタンをクリックします。
VMプールへの登録
VMホストをVMプールに登録します。
詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「14.1 VMホストリソース」を参照してください。