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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 導入ガイド
FUJITSU Software

A.1 導入

ここでは、物理L-ServerにVMホストを導入する方法について説明します。

  1. 物理L-Server作成の事前設定

    物理L-Server作成に必要な事前設定を行います。

    詳細は、以下を参照してください。

    • 「設計ガイド CE」の「D.2 サーバの事前準備」

    • 「設計ガイド CE」の「D.3 ストレージの事前準備」

    • 「設計ガイド CE」の「D.4 ネットワークの事前準備」

    • 第7章 物理L-Server作成のための設定

  2. リソースフォルダーの作成

    VMホストを導入する物理L-Serverを配置するためのリソースフォルダーを作成します。

    リソースフォルダーの作成は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「21.2 作成」を参照してください。

    注意

    Basicモードの場合、誤って削除されることを防止するために、VMホストを導入する物理L-Serverを配置するリソースフォルダーを作成して、テナント管理者からアクセスできないように設定してください。

    詳細は、「設計ガイド CE」の「5.1 ロールによるアクセス制御」を参照してください。

  3. 物理L-Serverの作成

    作成したリソースフォルダー配下にVMホストを導入する物理L-Serverを作成します。

    物理L-Serverの作成は、「7.5 L-Server作成」を参照してください。

    注意

    • VMホストを導入した物理L-Serverに対するクローニングイメージの採取と配付はできません。

    • L-Serverの業務LAN用のNICにはネットワークリソースを接続せず、"not connected"の状態で利用してください。

    ポイント

    Auto Deployを使用してVMホストを構築する場合、以下の手順を行ってください。

    • "イメージの配付"には、"配付しない"を指定してください。

    • "ブートモード"には、"ネットワークブート(PXE)"を指定してください。

  4. VMホストのインストール

    作成した物理L-ServerにVMホストをインストールします。

    Auto Deployを使用してVMホストを構築する場合、Auto Deployで使用するDHCPサーバに物理L-Serverの管理NICのMACアドレスと管理IPアドレスを予約し、L-Serverを起動します。

    このときの管理NICのMACアドレスには、VIOMまたはISMで設定している仮想MACアドレスを指定してください。

    詳細は、それぞれのサーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

  5. エージェントのインストール

    VMホストに本製品のエージェントおよびServerView Agentsをインストールします。

    Auto Deployを使用してVMホストを構築する場合、本手順は必要ありません。

    エージェントのインストールは、「2.2 エージェントのインストール」を参照してください。

    ポイント

    VMware ESXを利用する場合、エージェントとして、本製品のエージェントおよびServerView for VMwareエージェントをインストールしてください。

    VMware ESXiを利用する場合、エージェントとして、ServerView ESXi CIM Providerをインストールしてください。

  6. VMホストのネットワーク設定

    仮想L-Server 作成時に仮想スイッチの自動設定を行う場合は、事前に本製品がネットワーク設定の自動化をサポートする構成となっているか確認してください。

    詳細は、「8.2.4 ネットワークの自動設定」を参照してください。

  7. VMホストの登録

    VM管理製品にVMホストを登録します。

    詳細は、それぞれのサーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

  8. VM管理製品の登録

    本製品にVM管理製品を登録します。

    詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「5.2 VM管理製品の登録」を参照してください。

  9. エージェントの登録

    VMホストを導入する物理L-Serverのエージェントを登録します。エージェントの登録は、以下の手順で実行します。

    1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[登録]-[エージェント]を選択します。

    2. 表示された[エージェントの登録]ダイアログで、[OK]ボタンをクリックします。

  10. VMプールへの登録

    VMホストをVMプールに登録します。

    詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「14.1 VMホストリソース」を参照してください。