以下の操作を行った場合、条件を満たす物理サーバを検索します。
物理L-Serverの作成
物理L-Serverの起動
物理L-Serverの予備サーバ切替え
条件を満たす物理サーバの検索で、物理サーバの前提条件、および選択の優先順位について説明します。
物理サーバの前提条件
以下のすべての条件を満たす物理サーバが選択対象になります。
物理サーバの"状態"が"normal"、"warning"、"stop"である
サーバリソースツリーでサーバ切替えの設定がされていない
物理L-Serverで指定した管理LANと、物理サーバの管理LANの情報が一致している
物理L-Serverと物理サーバのサーバタイプ(ブレードサーバまたはラックマウント型サーバ)が一致している
ほかの物理L-Serverに使用されていない (注1)
物理サーバの"CPUコア総数"、"CPUクロック数"、"メモリ容量"のすべての情報が採取できている
物理サーバの選択方法
前提条件を満たす複数の物理サーバから以下の優先順位により1つの物理サーバを選択します。
優先順位が高いものから記載します。
物理L-Serverの作成
優先度の高いサーバプール内にあるサーバ (注2)
物理サーバの構成がL-Serverの定義にもっとも近いサーバ
停止中の他の物理L-Serverに対して、前回起動時に割り当てられていないサーバ
前回起動した物理サーバと同一シャーシ(ブレードサーバの場合)
前回起動した物理サーバ
物理L-Serverの起動
優先度の高いサーバプール内にあるサーバ (注2)
物理サーバの構成がL-Serverの定義にもっとも近いサーバ
停止中の他の物理L-Serverに対して、前回起動時に割り当てられていないサーバ
前回起動した物理サーバと同一シャーシ(ブレードサーバの場合)
前回起動した物理サーバ
物理サーバが1つも見つからなかった、かつサーバ冗長化の[HA]が設定されている場合、予備サーバプールの物理サーバも検索します。
物理L-Serverの予備サーバ切替え
優先度の高いサーバプール内にあるサーバ (注2)
物理サーバの構成がL-Serverの定義にもっとも近いサーバ
停止中の他の物理L-Serverに対して、前回起動時に割り当てられていないサーバ
前回起動した物理サーバと同一シャーシ(ブレードサーバの場合)
[予備サーバでの動作]に[強制OFFを許可]が設定されているサーバ (注3)
注1) 物理L-Serverの定義と、物理サーバを以下の条件で比較します。すべての条件が同等またはそれ以上の物理サーバが選択されます。
物理L-Server作成時にモデル名を指定した場合
"モデル名"が一致、または互換性がある
NIC数
物理L-Server作成時にCPU、メモリを指定した場合
CPUコア総数
CPUクロック数
メモリ容量
NIC数
注2) [使用するリソース]、[予備サーバのプール]が[自動選択]の場合、リソースプールの優先度が考慮されます。リソースプールの優先度が同じ場合はランダムに選ばれます。
注3) [予備使用中の強制OFF]が有効になっている物理L-Serverが、[予備サーバ時の強制OFF]に[許可]が設定されているサーバを利用できます。
[予備サーバの選択方法]で[性能が低いサーバも選択する]チェックボックスにチェックを入れた場合、以下のようになります。
物理L-Server作成時にモデル名を指定した場合
L-Serverの定義と物理サーバのサーバモデルが一致したサーバが選択されます。
物理L-Server作成時にCPU、メモリを指定した場合
構成チェックは行われません。
条件が同じ物理サーバが複数存在する場合、本製品内部の論理で選択されます。