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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 導入ガイド
FUJITSU Software

7.1.3 シン・プロビジョニングおよびストレージ自動階層制御におけるリソース選択の優先順の設定

以下は、シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールに登録できます。

シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが、同じ優先度で存在する状況下で、L-Server作成時またはディスク増設時のリソース選択で自動選択を指定した場合、どちらのストレージプールのリソースを優先するかを設定できます。

定義ファイルを編集した場合、マネージャーを再起動してください。

定義ファイルの格納先

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

定義ファイル名

storage.rcxprop

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行に1つの設定項目を記述します。各行は、以下の形式で記述します。

指定項目 = 指定値

定義ファイルの指定項目
SELECT_THIN_PROVISIONING_POOL_FIRST

シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールと設定されていないストレージプールが同じ優先度で存在する場合、ストレージリソースの自動選択で、どちらのストレージプールのリソースを優先するかを指定します。

  • 指定値に"true"を指定した場合

    シン・プロビジョニングの属性が設定されたストレージプールを優先します。

  • 指定値に"false"を指定した場合

    シン・プロビジョニングの属性が設定されていないストレージプールを優先します。

  • 指定しない場合

    "false"が設定されます。

定義ファイルの例を以下に示します。

SELECT_THIN_PROVISIONING_POOL_FIRST = true