DVDメディアに含まれるovaファイルを使用してデプロイします。手順は、以下のとおりです。
vSphere Clientを起動し、[ファイル]メニューから[OVFテンプレートのデプロイ]をクリックします。
ソースの選択画面で、DVDメディアに含まれるovaファイルを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
「ストレージ」画面で、仮想マシンの保存場所を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。
「ディスクのフォーマット」画面で、“シックプロビジョニング(Lazy Zeroed)”または“シックプロビジョニング(Eager Zeroed)”を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
「ネットワークのマッピング」画面が表示された場合、本製品が使用するネットワークを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
[終了]ボタンをクリックし、OVFテンプレートのデプロイを完了させます。
[最近のタスク]に表示される本製品のデプロイの進行状況を確認し、デプロイの完了を待ちます。
「A.1 仮想アプライアンス仕様」を参照し、必要に応じて仮想CPU数およびメモリサイズを変更します。
「2.1.2 キャッシュの容量」で見積もったキャッシュ領域用の仮想ディスクを追加します。I/O性能を考慮して、ディスクプロビジョニングは“シックプロビジョニング(Eager Zeroed)”を指定します。
“シックプロビジョニング(Eager Zeroed)”フォーマットであるため、仮想ディスクの作成には容量に応じて時間がかかります。
仮想アプライアンスを起動します。
ポイント
VMware vSphere High Availability(vSphere HA)環境の場合も、上記の手順で本製品をデプロイできます。
vSphere HA環境では、本製品が稼働しているVMホストで障害が発生すると、自動的にフェイルオーバが行われ、vSphere HAクラスタ内の別のVMホストで本製品が再起動されます。この再起動の影響で、業務サーバやバックアップサーバからのNASアクセスがエラーになることがあります。また、本製品の運用が可能となるまで10分程度かかるため、それまでの間はNASアクセスができなくなります。
これらのNASアクセスのエラーに対してバックアップ業務を継続できるかは、バックアップソフトウェアの仕様に依存するため、使用するバックアップソフトウェアのマニュアルで確認してください。