ストレージ装置のボリュームコピー機能などを利用して物理的なバックアップ・リストアをする場合には、DFSへのアクセスを抑止した状態で行う必要があります。手順を以下に示します。
バックアップ
バックアップは、書き込みを抑止した状態で行います。
pdfslockfsコマンドを利用して書込みを一時停止します。
# pdfslockfs -w /mnt/pdfs
全パーティションをストレージ装置のボリュームコピー機能などを利用してバックアップします。
詳細は各製品のマニュアルを参照してください。
(管理パーティション・代表パーティション・全ファイルデータパーティションをバックアップ)
pdfslockfsコマンドを利用して書込み処理を再開します。
# pdfslockfs -u /mnt/pdfs
注意
pdfslockfsコマンド実行時にDFSのマウントおよびアンマウントを行わないでください。
pdfslockfsコマンド実行時は、バックアップに備えてDFSをマウントしている全サーバのファイルキャッシュをディスクに書き戻します。そのため、実行終了までに数分程度かかる場合があります。
参照
pdfslocfsコマンドの詳細は、「Primesoft Distributed File System for Hadoop ユーザーズガイド」を参照してください。
リストア
リストアは、アンマウントした状態で行います。
マスタサーバを除くすべてのサーバでDFSをアンマウントします。
# umount /mnt/pdfs
マスタサーバ(プライマリ)でアンマウントされたことを確認します。
# pdfsmntstat /mnt/pdfs
マスタサーバ(プライマリ)でDFSをアンマウントします。
# pdfsumntgl /mnt/pdfs
全パーティションをストレージ装置のボリュームコピー機能などを利用してリストアします。
(管理パーティション・代表パーティション・全ファイルデータパーティションをリストア)
注) 詳細は各製品のマニュアルを参照してください。
マスタサーバ(プライマリ)でDFSをマウントします。
# pdfsmntgl /mnt/pdfs
マスタサーバを除くすべてのサーバでDFSをマウントします。
# mount /mnt/pdfs
参照
pdfsmntgl、pdfsmntstat、pdfsumntglコマンドの詳細は、「Primesoft Distributed File System for Hadoop V1 ユーザーズガイド」を参照してください。