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Interstage Big DataParallel Processing Server V1.2.2 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

11.5.22 Reduceアプリケーションの復帰値返却

Hadoop連携機能では、Reduceアプリケーションへの入力レコードが0件である場合、ユーザーが指定したReduceアプリケーションは復帰値を返却しません。このプロパティを有効にした場合、Reduceアプリケーションへの入力レコードが0件である場合でもReduceアプリケーションは復帰値をHadoopジョブの復帰値として返却します。

設定内容

設定名
(NAME要素)

設定値
(VALUE要素)

備考

Reduceアプリケーションの復帰値返却

extjoiner.reduce.alwaysReturnExitcode

  • true

Reduceアプリケーションの復帰値をHadoopジョブの復帰値として返却します。

  • false

Reduceアプリケーションの復帰値は返却されません。

省略可

デフォルトはfalseです。

注意

  • このオプションが有効の場合

    • HadoopのログではタスクIDが000000のMapタスクがReduceタスク数分のレコードを余分に渡したかのように表示されます。また、extjoiner.map.output.getRecordCount オプションでも同様にMapタスク(ID=000000)がReduceタスク数分のレコードを余分に渡したかのように表示されます。

    • HadoopのログではReduceタスクに1件のレコードが余分に渡されたかのように表示されます。また、extjoiner.reduce.input.getRecordCount オプションでも同様に1件のレコードが余分に渡されたかのように表示されますが、Reduceアプリケーションにこのレコードが渡されることはありません。

  • このオプションが有効で、かつHadoop入力データファイルが0byteの場合

    • ジョブ実行中にHadoopファイルシステム上に一時ファイルが作成されます。一時ファイルは、ジョブ実行ユーザのHadoopファイルシステムホームディレクトリ直下のextjoiner_dummyディレクトリ内に生成されます。一時ファイルを削除する必要がある場合、上記ディレクトリを手動で削除してください。(ジョブ開始時に既に一時ファイルが存在していても、ジョブの実行に影響はありません) 作成される一時ファイルのサイズは、最大で64バイトです。

    • HadoopのログではMapタスクに1件のレコードが渡されたかのように表示されます。また、extjoiner.map.input.getRecordCount オプションでも同様にMapタスクに1件のレコードが渡されたかのように表示されますが、Mapアプリケーションにレコードが渡されることはありません。