ServerView Resource Orchestrator Express/Virtual Edition V3.3.0 導入ガイド

H.1.1 マネージャー

本製品インストール後に、以下の手順でSELinuxの設定を実施してください。

1. 以下のコマンドを実行します。

   # cd /etc/opt/FJSVrcvmr/selinux <RETURN>
   # /usr/sbin/semodule -i fjsvrcvmr.pp <RETURN>
   # /usr/sbin/semanage fcontext -a -t bin_t /opt/FJSVcir/jre/bin/java <RETURN>
   # /sbin/restorecon -R /etc/init.d <RETURN>
   # /sbin/restorecon /opt/FJSVcir/jre/bin/java <RETURN>
   # /sbin/restorecon /opt/FJSVrcvmr/runtime/jre6/bin/java <RETURN>
   # /sbin/restorecon /opt/FJSVrcvmr/runtime64/jre6/bin/java <RETURN>
   # /sbin/restorecon /var/opt/FJSVrcvmr/rcxtrphdl <RETURN>
   # /sbin/restorecon /opt/FJSVrcvhb/jre6/bin/java <RETURN>

   ポリシーモジュールの適用、および、ファイルにラベルが設定されます。

2. ファイルとディレクトリのラベルが正しいことを確認します。

   以下のコマンドを実行します。

   • ファイルの場合

     # ls -Z ファイル <RETURN>

     ファイルには、ラベルを確認するファイルを指定します。

   • ディレクトリの場合

     # ls -dZ ディレクトリ <RETURN>

     ディレクトリには、ラベルを確認するディレクトリを指定します。

   例

   /opt/FJSVcir/jre/bin/javaのラベルを確認する場合

   # ls -Z /opt/FJSVcir/jre/bin/java <RETURN>

   -rwxr-xr-x. root sys system_u:object_r:bin_t:s0 /opt/FJSVcir/jre/bin/java

   ラベルを確認するファイルとディレクトリを以下に示します。

   表H.1 ラベルを確認するファイルとディレクトリ

   ファイルとディレクトリ	ラベル
   /etc/init.d/scwdepsvd	unconfined_exec_t
   /etc/init.d/scwpxesvd
   /etc/init.d/scwtftpd
   /etc/init.d/rcvmr
   /etc/init.d/rcxdb
   /etc/init.d/rcxhttpd
   /etc/init.d/rcxmongrel[0-9]*
   /var/opt/FJSVrcvmr/rcxtrphdl/ (ディレクトリ)	snmpd_var_lib_t
   /opt/FJSVrcvmr/runtime64/jre6/bin/java	bin_t
   /opt/FJSVrcvmr/runtime/jre6/bin/java
   /opt/FJSVcir/jre/bin/java

3. マネージャーを再起動します。

   マネージャーの再起動方法については、「運用ガイド VE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照してください。