発生するVL
Solaris版V10.1.0
原因
以下の原因が考えられます。
論理あて先の状態が「停止中」になっている。
帳票出力サーバのコンピュータのネットワークの設定に誤りがある。
帳票の配信リトライ中に論理デバイスの内容が変更された可能性がある。
以下の手順で操作を行った場合、帳票の出力状態が変更されない場合がある。
帳票の配信リトライ中(出力状態が「接続エラー」)に帳票の出力を「強制中止」する。
論理あて先に登録された帳票をすべて削除する。
論理あて先、および、論理デバイスを削除する。
3.で削除した論理デバイスと同じ名前の論理デバイスを定義する。
論理あて先を定義する。
帳票を配信する。
帳票管理サーバの環境設定ファイルのMyHostNameキーまたはMyHostNameIPv6キーに、帳票管理サーバのホスト名またはIPアドレスが正しく設定されていない。
対処
原因に応じて以下の対処を行ってください。
論理あて先を起動し、論理あて先の状態を「起動中」にしてください。
帳票出力サーバのネットワークの設定を確認してください。
帳票出力サーバのネットワークの設定については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”を参照してください。また、3.3.12 帳票の配信に失敗するも確認してください。
注意
List Managerでは帳票を配信する際に、以下のネットワークの設定が行われている必要があります。
帳票管理サーバと帳票出力サーバ間で双方向の通信ができること。
帳票管理サーバと帳票出力サーバそれぞれから、 pingなどで通信できることを確認してください。
帳票管理サーバと帳票出力サーバ間で双方のホスト名が解決できること。
帳票管理サーバと帳票出力サーバそれぞれから、 nslookup などでホスト名の解決ができることを確認してください。
List Managerが使用するポートが開かれていて通信可能であること。
帳票出力サーバでは、Windowsファイアウォールによってポートが閉じられている場合があります。また、ルータの設定などでポートが閉じられている場合もあります。
論理あて先を起動することで、帳票の配信が再開されます。
なお、論理あて先を起動しなくても、帳票管理サーバの環境設定ファイルのDeliveryRetryTimeキーに定義された間隔で帳票の配信はリトライされます。
帳票管理サーバの環境設定ファイルのMyHostNameキーまたはMyHostNameIPv6キーに、帳票出力サーバから通信を受け付ける帳票管理サーバのホスト名またはIPアドレスが正しく設定されているかを確認してください。