インバウンドのCORBAアダプタでCORBAメッセージを受信する場合のチューニングについて説明します。
インバウンドのCORBAアダプタが同時に処理できるCORBAクライアントからのリクエスト数を定義します。
インバウンドのCORBAアダプタの同時処理数は、Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [ワークユニット] > [インバウンドCORBAアダプタ名] > [インバウンドCORBAアダプタ名] > [環境設定]タブの[詳細設定]の[CORBAアプリケーション]の[処理スレッド数]で指定します。
インバウンドのCORBAアダプタをプロセス多重で運用することで、同一の業務リクエストを複数のプロセスで受信することができます。
インバウンドのCORBAアダプタのプロセス多重度は、Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [ワークユニット] > [インバウンドCORBAアダプタ名] > [インバウンドCORBAアダプタ名] > [環境設定]タブの[詳細設定]の[CORBAアプリケーション]の[プロセス多重度]で指定します。
プロセス多重度は、以下を考慮して設計します。
業務リクエストを受信するJava VMプロセスがダウンした場合でも、他のプロセスで運用を継続できます。
メモリを多く使用するようなリクエストを受信する場合、1プロセスあたりのメモリ使用量を削減できる可能性があります。なお、プロセス多重度を増やすと、システム全体のメモリ使用量が増加する場合があるため注意してください。
高負荷状況では、プロセス多重度を増やすことでスループットが向上する場合があります。
注意
設定値の妥当性は、必ず負荷試験を実施して確認してください。
プロセス多重度を上げる場合は、物理メモリなどのシステム資源が十分かどうか確認してください。