ここでは、Interstage資源が外部からの侵入者によって破壊されることを防ぐための利用者制限方法について説明します。
ISIの運用操作ユーザは以下の2つのユーザに分けられます。
ISIサーバのセットアップ後の操作にシステム管理者の権限が不要となるため、誤ってシステムの資産を削除することを防ぐことができます。また意図しないユーザによって、ISIの実行環境を破壊されることを防ぐことができます。
ユーザ | 権限 |
---|---|
システム管理者 | システム全体を管理する。 ISIの実行環境の構築、環境設定、サービスの起動・停止を行うことができる権限。 |
Interstage運用者 | ISIを運用操作する。 ISIの運用操作ができる権限。 |
システム管理者は、Solarisシステム、Linuxシステムのrootユーザとなります。
Interstage運用者は、インストール時に設定したInterstage運用グループに所属するユーザおよびJava EE 6運用環境のサービス運用ユーザーです。ユーザの追加方法はSolarisシステム、Linuxシステムそれぞれのユーザの追加方法を参照してください。
注意
Interstage運用グループにユーザを所属させる場合、ユーザのプライマリグループにInterstage運用グループを設定してください。
サービス運用ユーザーはInterstage運用グループに所属させてください。詳細は、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。