ISIでは以下の機能に対してSSL暗号化通信を利用することができます。
定義の登録や取得
ISI運用管理コンソールの運用
SSL暗号化通信を利用する場合、SSLを利用可能な環境を前もって構築しておく必要があります。
サーバの環境構築
ここでは、“Interstage証明書環境”を利用したISIサーバのSSLの設定方法について説明します。
詳細は“Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”および“Interstage Application Server Interstage HTTP Server 2.2 運用ガイド”の“SSLの設定”を参照してください。
証明書環境の構築
“Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”を参照し、証明書環境を構築します。
SSL定義の新規作成
“Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”にある“証明書の利用設定”を参照し、SSL定義を作成します。
環境設定ファイル(httpd.conf)の設定
Webサーバ全体またはバーチャルホストごとにSSL環境を設定します。
バーチャルホストごとにSSL環境を設定する場合、“FJapache”にHTTP通信用のバーチャルホストとHTTPS通信用のバーチャルホストを追加します。
SSL環境の設定方法は、“Interstage Application Server Interstage HTTP Server 2.2 運用ガイド”の“Interstage証明書環境のSSL通信”を参照してください。
クライアントの環境構築
クライアントで、任意のディレクトリにサーバの証明書をダウンロードした後、サーバの証明書をクライアントのJava環境にインポートします。JDKに付属のkeytoolコマンドを使用してサーバの証明書をインポートする実行例を以下に示します。
C:\>keytool -import -trustcacerts -keystore %JAVA_HOME%\jre\lib\security\cacerts -file D:\server.cer キーストアのパスワードを入力してください: (中略) この証明書を信頼しますか? [no]: yes 証明書がキーストアに追加されました。