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Interstage Service Integrator V9.7.0 Java EE運用ガイド
FUJITSU Software

1.1.1 起動

ISIを起動するには、以下の手順で行います。

起動の手順
  1. Interstageの起動

  2. MQDの起動

  3. Formatmanager変換機能の起動(ISIサーバ分離型の場合)

  4. アウトバウンドのCORBAアダプタの起動

  5. アウトバウンドのMQアダプタの起動

  6. MQD送信の起動

  7. ISIサーバの起動

  8. インバウンドのCORBAアダプタの起動

  9. インバウンドのMQアダプタの起動

  10. MQD受信の起動

ポイント

  • 起動はサービス運用ユーザーまたはシステム管理者で行うことができます。ただし、以下の操作は、必ずシステム管理者で行ってください。

    • Interstageの起動

  • MQ連携を利用している場合、Interstageの起動の前にWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動してください。

  • ISI実行環境やアダプタを複数個セットアップしている場合には、セットアップ済みのISI実行環境やアダプタの個数に応じて起動時間がかかります。そのため、起動時間について考慮に入れた運用を行ってください。起動時間の見積もり式は以下のとおりです。

    起動時間=MQDシステム起動時間+Interstage起動時間+ISI起動時間
    MQDシステム起動時間=(2×MQDシステム数)秒
    Interstage起動時間=57+(1×MQ/MQDのキュー数)秒
    ISI起動時間=114+(4×追加するISI実行環境数)+(3.9×MQアダプタ数)+(2.7×MQDアダプタ数)秒
    
    ※以下のマシンでの起動時間です。
    モデル:SPARC M10
    CPU:SPARC64 X 2.8GHz×32
    メモリ:256GB
  1. Interstageの起動

    Interstageを以下の順序で起動します。Interstageの起動はシステム管理者が行ってください。

    1. JMXサービスの起動

      JMXサービスを起動します。[コントロールパネル]の[サービス]または[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。

      • Interstage Operation Tool

      JMXサービスを起動します。JMXサービスは以下のコマンドで起動します。

      ismngconsolestart

      ismngconsolestartコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    2. PCMIサービスの起動

      PCMIサービスを起動します。[コントロールパネル]の[サービス]または[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。

      • Interstage PCMI(isje6)

      PCMIサービスを起動します。PCMIサービスは以下のコマンドで起動します。

      [PCMIインスタンスディレクトリ]/FJSVpcmi start

      PCMIサービスの起動に関する詳細は、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。

    3. Interstage Java EE 6 DASサービスの起動

      Interstage Java EE 6 DASサービスを起動します。Interstage Java EE 6 DASサービスは以下のコマンドで起動します。

      <Interstageインストールディレクトリ>\F3FMisje6\glassfish\bin\asadmin start-domain

      /opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin start-domain

      asadminコマンドの詳細については、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。

    4. Interstageの起動

      Interstageを起動します。Interstageは以下のコマンドで起動します。

      isstart

      isstartコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    5. Interstage HTTP Server 2.2の起動

      Interstage HTTP Server 2.2を起動します。[コントロールパネル]の[サービス]または[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。

      • Interstage HTTP Server 2.2

      起動の詳細および他の起動方法は、“Interstage Application Server Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド”を参照してください。

      Interstage HTTP Server 2.2を起動します。Interstage HTTP Server 2.2は以下のコマンドで起動します。

      /opt/FJSVahs/bin/apachectl start

      apachectlコマンドの詳細および他の起動方法は、“Interstage Application Server Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド”を参照してください。

  2. MQDの起動
    mqdstrコマンドを実行し、MQDを起動します。MQDの起動はシステム管理者で行います。mqdstrコマンドの詳細については、“Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書”を参照してください。

    実行例

    mqdstr
  3. Formatmanager変換機能の起動(ISIサーバ分離型の場合)

    Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を使用する場合は、Formatmanager変換機能を起動します。

    Formatmanager変換機能の起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • Windowsのサービスから起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]画面でFormatmanager変換機能の状態表示を行い、対象のFormatmanager変換機能を選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    Windowsのサービスからの起動方法

    Formatmanagerを利用する場合、[コントロールパネル]の[サービス]または[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。

    • Formatmanager server service port=ポート番号

    Formatmanager変換機能のサービスが起動されます。

    コマンドを使用した起動方法

    fmtmgrstartコマンドを実行し、Formatmanager変換機能を起動します。

    fmtmgrstartコマンドの詳細は、“ISI リファレンス”を参照してください。

    実行例

    fmtmgrstart -d /var/opt/FJSVfmsv/convtable

    注意

    変換テーブルディレクトリに変換テーブルが格納されていない場合、Formatmanager変換機能は起動されません。Formatmanagerクライアントを利用して変換テーブルを格納してください。

    なお、変換テーブルをすぐに準備できない場合は、以下のディレクトリ配下のファイルを、変換テーブルディレクトリにコピーしてください。

    <INSDIR>\sample\FM\var\convtable配下

    /opt/FJSVesi/sample/FM/var/convtable配下

    特に、Formatmanager変換機能に自動起動を設定する場合はご注意ください。

  4. アウトバウンドのCORBAアダプタの起動

    アウトバウンドのCORBAアダプタの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]画面でCORBAアダプタの状態表示を行い、対象のCORBAアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    isstartwuコマンドを実行し、CORBAアダプタを起動します。isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    isstartwu ISICrbO_Unit01
  5. アウトバウンドのMQアダプタの起動

    アウトバウンドのMQアダプタを起動する場合、事前に通信対象のWebSphere MQのキューが属するWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動しておきます。

    アウトバウンドのMQアダプタの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    asadminコマンドを実行し、MQアダプタを起動します。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。

    実行例(Oneway方式)

    <Interstageインストールディレクトリ>\F3FMisje6\glassfish\bin\asadmin start-cluster ISIMQO_000_Unit01

    /opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin start-cluster ISIMQO_000_Unit01
  6. MQD送信の起動

    MQD送信の起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQDアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    isstartwuコマンドを実行し、MQDアダプタを起動します。isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    isstartwu ISIMQDO_MQD001_Unit01
  7. ISIサーバの起動
    ISIサーバの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]画面でISIサーバの状態表示を行い、対象のISIサーバを選択して起動します。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    asadminコマンドを使用してISIサーバを起動します。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。

    実行例

    <Interstageインストールディレクトリ>\F3FMisje6\glassfish\bin\asadmin start-cluster ISISrv_Unit01

    /opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin start-cluster ISISrv_Unit01
  8. インバウンドのCORBAアダプタの起動

    インバウンドのCORBAアダプタの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]画面でCORBAアダプタの状態表示を行い、対象のCORBAアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    isstartwuコマンドを実行し、CORBAアダプタを起動します。isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    isstartwu ISICrbI_Unit01
  9. インバウンドのMQアダプタの起動

    インバウンドのMQアダプタを起動する場合、事前に受信対象のWebSphere MQのキューが属するWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動しておきます。

    インバウンドのMQアダプタの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    asadminコマンドを実行し、MQアダプタを起動します。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。

    実行例

    <Interstageインストールディレクトリ>\F3FMisje6\glassfish\bin\asadmin start-cluster ISIMQI_000_Unit01

    /opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin start-cluster ISIMQI_000_Unit01
  10. MQD受信の起動

    MQD受信の起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[運用の開始・停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQDアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    isstartwuコマンドを実行し、MQD受信を起動します。isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    isstartwu ISIMQDL_MQD001_Unit01
    isstartwu ISIMQDI_MQD001_Unit01