ファイル監視アダプタで、ファイルが受信されない場合、以下の原因が考えられます。必要に応じた対処を行ってください。
サービスエンドポイント定義の設定に誤りがある可能性があります。正しいファイルパスが設定されているか、確認してください。相対パスは指定できません。
受信対象のファイルもしくはディレクトリに、Interstage運用グループのユーザで読み込み可能な権限を付与してください。
取得間隔が長いため、ファイル受信が実行されていない可能性があります。
ファイル監視アダプタの監視間隔は、デフォルトで5分の設定です。設定値を変更したい場合は、“ISI 導入ガイド”の“ファイル監視の設定”を参考に、監視間隔を変更してください。
ファイル監視アダプタの実行で“FTS-SV-33010”、“ESI-API-40031”のエラーが発生する場合,以下の原因が考えられます。必要に応じた対処を行ってください。
「クライアントのメッセージ保証」で作成した退避用JMSキューで使用するユニットが容量不足となっている可能性があります。退避用JMSキューにデータが残ったままになっていないか、ご確認ください。
Unix系システムの場合、OSのカーネルパラメタのチューニングが行われていない可能性があります。OSのカーネルパラメタのチューニングが行われていない場合、カーネルパラメタのチューニングについては、“ISI 導入ガイド”の“カーネルの編集”を参照してください。
ISIからのFTP送信に失敗する場合、サービス提供側にFTPサーバがないか、FTPサーバの設定に誤りがある可能性があります。
サービスエンドポイント定義で設定したユーザID、パスワード、ディレクトリにFTP送信が実行できるか、OSのFTPコマンドを使用して確認してください。
以下の条件の場合、FTP送信時に“FTS-SV-34003”のエラーが発生する場合があります。
FTP送信のサービスエンドポイントにて、[転送結果の確認]チェックボックスをオンにしている、かつ
FTP送信先のサーバにて、定期的にファイルを取得するアプリケーションが動作している
上記条件の場合、FTP送信が完了した直後に、ファイルを取得するアプリケーションがファイルを取得し、削除することがあります。この場合、ISIから転送結果を確認した時にFTP送信先のサーバでファイルが見つからないため、“FTS-SV-34003”のエラーが発生します。
ファイル転送は正常終了しているため、再度FTP送信を行うとメッセージが冗送する可能性があります。FTP送信先のサーバで該当するファイルが受信済みかどうかを確認してください。
上記エラーを回避するには、FTP送信のサービスエンドポイントにて、[転送結果の確認]チェックボックスをオフにします。
[転送結果の確認]チェックボックスをオフにする方法については、“ISI Studio ヘルプ”の“FTPの定義”を参照してください。