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Interstage Service Integrator V9.7.0 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

7.1.5 ファイル転送連携時

7.1.5.1 ファイル監視アダプタで、ファイルが受信されない

ファイル監視アダプタで、ファイルが受信されない場合、以下の原因が考えられます。必要に応じた対処を行ってください。

サービスエンドポイント定義の設定に誤りがある

サービスエンドポイント定義の設定に誤りがある可能性があります。正しいファイルパスが設定されているか、確認してください。相対パスは指定できません。

ファイルの読み込み権限が不足している可能性があります

受信対象のファイルもしくはディレクトリに、Interstage運用グループのユーザで読み込み可能な権限を付与してください。

取得間隔が長いため、ファイル受信が実行されていない

取得間隔が長いため、ファイル受信が実行されていない可能性があります。

ファイル監視アダプタの監視間隔は、デフォルトで5分の設定です。設定値を変更したい場合は、“ISI 導入ガイド”の“ファイル監視の設定”を参考に、監視間隔を変更してください。

7.1.5.2 ファイル監視アダプタの実行で、“FTS-SV-33010”、“ESI-API-40031”のエラーが発生する

ファイル監視アダプタの実行で“FTS-SV-33010”、“ESI-API-40031”のエラーが発生する場合,以下の原因が考えられます。必要に応じた対処を行ってください。

7.1.5.3 ISIからのFTP送信に失敗する

FTPサーバがない、FTPサーバの設定に誤りがある

ISIからのFTP送信に失敗する場合、サービス提供側にFTPサーバがないか、FTPサーバの設定に誤りがある可能性があります。

サービスエンドポイント定義で設定したユーザID、パスワード、ディレクトリにFTP送信が実行できるか、OSのFTPコマンドを使用して確認してください。

FTPサーバの設定が正しい

以下の条件の場合、FTP送信時に“FTS-SV-34003”のエラーが発生する場合があります。

  • FTP送信のサービスエンドポイントにて、[転送結果の確認]チェックボックスをオンにしている、かつ

  • FTP送信先のサーバにて、定期的にファイルを取得するアプリケーションが動作している

上記条件の場合、FTP送信が完了した直後に、ファイルを取得するアプリケーションがファイルを取得し、削除することがあります。この場合、ISIから転送結果を確認した時にFTP送信先のサーバでファイルが見つからないため、“FTS-SV-34003”のエラーが発生します。

ファイル転送は正常終了しているため、再度FTP送信を行うとメッセージが冗送する可能性があります。FTP送信先のサーバで該当するファイルが受信済みかどうかを確認してください。


上記エラーを回避するには、FTP送信のサービスエンドポイントにて、[転送結果の確認]チェックボックスをオフにします。

[転送結果の確認]チェックボックスをオフにする方法については、“ISI Studio ヘルプ”の“FTPの定義”を参照してください。