ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Cloud Business Service Management V1.0.0 運用分析ダッシュボード 管理者ガイド
FUJITSU Software

9.1 運用分析ダッシュボードをアンインストールする

運用分析ダッシュボードをアンインストールします。

事前の確認

環境構築時に、ファイアーウォール機能を利用して必要な通信だけを許可する設定を行っている場合は、設定したポート番号を確認してください。必要な通信だけを許可する設定については、「4.6.1 ファイアーウォール機能に対して必要な通信を許可する」を参照してください。

手順

  1. 管理サーバ(運用分析ダッシュボード機能)に、スーパー・ユーザーでログインします。
  2. 以下のアンセットアップコマンドを実行します。
    問合せに従ってアンセットアップを進めてください。
    # /opt/FJSVbsmcom/bin/swcbsm_setup_dashboard -u
  3. アンセットアップ完了後、以下のメッセージが表示されていることを確認します。
    Dashboard setup is successfully removed.
  4. アンインストールを行います。
    1. 以下のコマンドを実行します。
      # /opt/FJSVcir/cimanager.sh -c

      [アンインストールと管理(ミドルウェア)]が起動し、製品名一覧が表示されます。

    2. 製品名を選択します。
      [Systemwalker Cloud Business Service Management Dashboard]の左の番号を入力してください。
      "q"を入力するとアンインストール処理が終了しアンインストールは行われません。
      [Systemwalker Cloud Business Service Management Dashboard]アンインストールウィザードが開始されます。
    3. 処理の継続確認メッセージに"y"と入力します。
      "b"を入力するとソフトウェアを選択する画面に戻ります。
      "q"を入力するとアンインストール処理が終了しアンインストールは行われません。

      アンインストールの完了メッセージが表示されます。

  5. 環境構築時に、ファイアーウォール機能を利用して必要な通信だけを許可する設定を行っている場合は、以下の手順を実施して通信を許可したポートを閉鎖します。
    ファイアーウォール機能の詳細については、各ファイアーウォール機能のマニュアルを参照してください。
    firewalldサービスを使用している場合
    1. ゾーンに対して、環境構築時に通信を許可したポート/プロトコルを無効にします。

      例) publicゾーンに対して18301/tcpの通信の許可を削除する場合

      # /usr/bin/firewall-cmd --permanent --zone=public --remove-port=18301/tcp
    2. 他のサービスで使用していない場合は、ゾーンに対して追加したネットワークインターフェースを削除します。

      例) publicゾーンに対して追加したネットワークインターフェースを削除する場合

      # /usr/bin/firewall-cmd --permanent --zone=public --remove-interface=eth0
    3. 設定の反映を行います。
      # /usr/bin/firewall-cmd --reload
    iptablesサービスを使用している場合
    1. 環境構築時に設定した通信の許可を削除します。送信、受信ともにすべて、"--sport"オプションではなく、"--dport"オプションを指定して設定します。
      • 受信ポートの通信の許可を削除する場合
        # /sbin/iptables -D INPUT -p プロトコル --dport ポート番号 -j ACCEPT

        例) 受信ポート18301/tcpの通信の許可を削除する場合

        # /sbin/iptables -D INPUT -p tcp --dport 18301 -j ACCEPT
      • 送信ポートの通信の許可を削除する場合
        # /sbin/iptables -D OUTPUT -p プロトコル --dport ポート番号 -j ACCEPT

        例) 送信ポート18301/tcpの通信の許可を削除する場合

        # /sbin/iptables -D OUTPUT -p tcp --dport 18301 -j ACCEPT
    2. 他のサービスで使用していない場合は、設定した接続済みの通信の許可を削除します。
      # /sbin/iptables -D INPUT -p tcp -m state --state ESTABLISHED -j ACCEPT
      # /sbin/iptables -D OUTPUT -p tcp -m state --state ESTABLISHED -j ACCEPT
    3. 他のサービスで使用していない場合は、自サーバ内で使用する通信の許可を削除します。
      # /sbin/iptables -D INPUT -i lo -j ACCEPT
      # /sbin/iptables -D OUTPUT -o lo -j ACCEPT
    4. 設定の保存と反映を行います。
      設定はすぐにシステムに反映され、システム再起動後も有効になります。
      # /sbin/service iptables save
      # /sbin/service iptables restart
    5. 設定が反映されていることを確認します。
      # /sbin/iptables -L