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Systemwalker Cloud Business Service Management V1.0.0 運用分析ダッシュボード 管理者ガイド
FUJITSU Software

10.1.5 dsbpasswd(認証用パスワード暗号化コマンド)

機能説明

運用分析ダッシュボードの認証用ユーザーのパスワードを暗号化します。

記述形式

dsbpasswd 認証用パスワードファイル

オプション

認証用パスワードファイル
運用分析ダッシュボードの認証用ユーザーのID とパスワードが記載されたファイルのパスを指定します。
認証用パスワードファイルには、以下のフォーマットに従ってユーザーのIDとパスワードを記載します。
ユーザー1のID ユーザー1のパスワード
ユーザー2のID ユーザー2のパスワード
    :
ユーザーのIDとパスワードは、半角空白で区切ってください。
同一のユーザーのIDを複数記載した場合は、それぞれ暗号化されたパスワードが出力されます。
なお、空行は無視されます。
ユーザーのID
  • 1文字以上、64文字以内で指定してください。
  • 使用可能な文字セットは以下のとおりです。
    • 半角英数字
    • 以下の記号
      - _
パスワード
  • 8文字以上、64文字以内で指定してください。
  • 使用可能な文字セットは以下のとおりです。
    • 半角英数字
    • 以下の記号
      ! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~
  • 英字、数字、記号はそれぞれ1文字以上必要です。

復帰値

0:
正常終了
その他:
異常終了
1:
引数が不正です。
2:
認証用パスワードファイルが存在しません。
3:
認証用パスワードファイルにアクセス権がありません。
4:
上記以外の理由により認証用パスワードファイルが読み込めません。
5:
認証用パスワードファイル内の行の形式が不正です。
6:
認証用パスワードファイル内のユーザーのIDの形式が不正です。
7:
認証用パスワードファイル内のパスワードの形式が不正です。

コマンド格納場所

/opt/FJSVbsmdsb/bin

実行に必要な権限/実行環境

  • システム管理者(スーパー・ユーザー)だけが実行できます。
  • 管理サーバ(運用分析ダッシュボード機能)で実行可能です。

使用例

  1. 認証用パスワードファイルを作成します。
  2. 認証用パスワード暗号化コマンドを実行します。

    例)認証用パスワードファイルが"password.txt"の場合

    /opt/FJSVbsmdsb/bin/dsbpasswd password.txt

実行結果/出力形式

  • 正常に終了した場合

    認証用パスワードファイルに記載された順にユーザーのIDと暗号化パスワードが標準出力に出力されます。

  • 引数が不正な場合

    標準エラー出力に以下が出力されます。引数を確認してください。

    usage: /opt/FJSVbsmdsb/bin/dsbpasswd <password_file_path>
  • 認証用パスワードファイルが存在しない場合

    標準エラー出力に以下が出力されます。認証用パスワードファイルのパスを確認してください。

    例)認証用パスワードファイルのパスが"password.txt"の場合

    password file not exists: password.txt
  • 認証用パスワードファイルにアクセス権がない場合

    標準エラー出力に以下が出力されます。認証用パスワードファイルのパーミッションを確認してください。

    例)認証用パスワードファイルのパスが"password.txt"の場合

    can't read password file: password.txt
  • 上記以外の理由により認証用パスワードファイルが読み込めない場合

    標準エラー出力に以下が出力されます。<エラー詳細>のメッセージを確認してください。

    例)認証用パスワードファイルのパスが"password.txt"の場合

    invalid password file: password.txt
     error info: <エラー詳細>
  • 認証用パスワードファイル内の行の形式が不正な場合

    標準エラー出力に以下が出力されます。認証用パスワードファイル内の行を確認してください。

    例)認証用パスワードファイルの行が不正の場合

    invalid line: line 1
  • 認証用パスワードファイル内のユーザーのIDの形式が不正な場合

    標準エラー出力に以下が出力されます。認証用パスワードファイル内のユーザーのIDを確認してください。

    例)認証用パスワードファイルの"inv@lid"ユーザーのIDが不正の場合

    invalid user_id: line 1, user_id inv@lid
  • 認証用パスワードファイル内のパスワードの形式が不正な場合

    標準エラー出力に以下が出力されます。認証用パスワードファイル内のパスワードを確認してください。

    例)認証用パスワードファイルの"test"ユーザーのパスワードが不正の場合

    invalid password: line 1, user_id test

注意事項

  • 使用した認証用パスワードファイルは必ず削除してください。
  • ユーザーのIDやパスワードを変更する場合は、本コマンドで再度パスワードの暗号化を行ってください。