Oracle Database ソフトウェアをインストールしデータベースを作成します。以下の章を参照してください。
注意
Oracle Database ソフトウェアのインストールおよびデータベース作成時は以下の点に注意してください。
Oracle Database ソフトウェアおよびデータベースの配置は、上記の章の記述を以下のように読み替えてください。
ローカルディスク
⇒ノングローバルゾーンのルートファイルシステム用ボリューム
共用(共有)ディスク
⇒Oracle データ配置用ボリューム
ノングローバルゾーンイメージ共有の場合、ノングローバルゾーンのルートファイルシステムを運用系と待機系のノードで共有するので、Oracle Database ソフトウェアのインストール/設定とデータベースの作成/設定は運用系で1度だけ実施します。
ノングローバルゾーンイメージ非共有の場合、Oracle Database ソフトウェアのインストール/設定は全ノードで実施します。データベースの作成/設定は運用系で1度だけ実施し、cloracpy コマンドを使って運用のデータベース設定を待機系にコピーします。
clorapass コマンドによる SYSTEM ユーザーパスワードの登録は、ノングローバルゾーン毎に実施してください。
Oracle リスナーの IP アドレスは、ノングローバルゾーン上での Gls リソースの使用有無に応じて設定します。 Gls リソースを使用しない場合は、ノングローバルゾーンに設定した IP アドレスを指定してください。 Gls リソースを使用する場合は、仮想 IP(引継ぎ IP)を設定してください。
Oracle Solaris ゾーン環境で Oracle ASM を使用する場合には、Oracle Database の仕様により、ノングローバルゾーンに対して、事前に proc_priocntl 特権を加えておく必要があります。
Oracle Database ソフトウェアをインストールする前に、以下のコマンドをグローバルゾーンで実行してください。
# zonecfg -z <ゾーン名> set limitpriv=default,proc_priocntl