[名称]
[抽出対象データベース]
Symfoware Server(Postgres)
Enterprise Postgres
[形式1 (差分ログの破棄)]
lxreplog -I { -r 抽出定義名 | -g レプリケーショングループ名 }
[形式2 (差分ログの追い出し)]
lxreplog -F { -r 抽出定義名 | -g レプリケーショングループ名 | -a }
[形式3 (差分ログファイルの状態表示)]
lxreplog -V { -r 抽出定義名 | -g レプリケーショングループ名 }
[機能説明]
指定された抽出定義またはレプリケーショングループに対する差分ログファイルの差分ログの破棄と対応する抽出データ格納ファイルを削除します。
指定された抽出定義およびレプリケーショングループの差分ログについて、レプリケーションオブジェクトスキーマのトランザクションログテーブルから差分ログファイルに追い出します。本処理は通常、レプリケーションサービスの開始によって差分ログ収集処理により自動で行われますが、本コマンドの実行により、その時点で完了しているトランザクションの差分ログがトランザクションログテーブルから差分ログファイルに転送されることを保証します。
従って、本コマンドは、主に利用者プログラムによるデータベースの更新後に、手動で複写元データベース、複写先データベースの同期を最新化する場合に使用します。
指定された抽出定義またはレプリケーショングループに対する差分ログファイルの状態を表示します。
[オプションの意味]
取得されている差分ログの破棄と抽出データ格納ファイルを削除します。
差分ログがトランザクションログテーブルから差分ログファイルに追い出される(転送される)まで同期をとります。
差分ログファイルの状態を表示します。
差分ログの破棄、差分ログの追い出し、または、差分ログファイルの状態表示をする抽出定義名を指定します。
運用種別に“LOAD”または“MEMBER”を指定した抽出定義名を指定することはできません。
差分ログの破棄、差分ログの追い出し、または、差分ログファイルの状態表示をするレプリケーショングループ名を指定します。
レプリケーション環境に定義された全ての抽出定義およびレプリケーショングループを対象とする場合に指定します。
抽出定義名指定(-rオプション指定)の場合
# Difference Log File Information Repname ... REP01 → 1 Created date ... 2013/05/07 15:53:58 → 2 Path name ... /work/logdata_db01 → 3 First size ... 10M → 4 Used size ... 84637K → 5 Alarm size ... 8M → 6 Status ... NOT ACCESSED → 7
抽出定義名
差分ログファイルの作成日時
差分ログファイルの格納ディレクトリパス名
差分ログファイルの初期サイズ
差分ログファイルの使用サイズ
現在の差分ログファイルのサイズをKバイト単位で表示します。
差分ログファイルの警告サイズ
抽出定義時に差分ログファイル警告サイズ(LOGALARM)の指定を省略した場合、“-”を表示します。
差分ログファイルの状態
以下の状態があります。
NOT ACCESSED(アクセスなし)
ACCESSED(アクセス中)
INHIBITED(閉塞)
レプリケーショングループ名指定(-gオプション指定)の場合
# Difference Log File Information Grpname ... GRP01 → 1 Created date ... 2013/05/07 15:53:58 Path name ... /work/logdata_db01 First size ... 10M Used size ... 15M Alarm size ... 8M Status ... NOT ACCESSED
レプリケーショングループ名
その他は、抽出定義名指定の場合と同じです。
[注意事項]
環境変数LXREPCONFIGにより、動作環境ファイルの作成先ファイルパス名を設定してください。
指定された抽出定義名またはレプリケーショングループ名が定義されていない場合、本コマンドは異常終了します。
差分ログの破棄をする場合の注意
指定された抽出定義またはレプリケーショングループに対する差分ログの取得が終了されていないと、本コマンドは異常終了します。
本コマンド実行後は、必ず全複写機能などによって、複写先データベースを再創成してください。
本コマンドは、lxcmtdbコマンドを使用し抽出データ格納ファイルを削除します。したがって、本コマンドを実行する場合は、Linkexpressの業務が停止している状態で使用してください。
差分ログの追い出しをする場合の注意
本コマンドは、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのインスタンスの起動およびレプリケーションサービスが開始している状態で実行してください。
本コマンドは、データベースを更新する利用者プログラムのトランザクションが停止している状態で実行してください。
[復帰値]
0:正常終了
4:正常終了(警告あり)
0,4以外:異常終了