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Symfoware Server V11.0.x SQLリファレンス
Symfoware

D.2 名前に関する注意事項

SQLで使用する名前の省略値および注意事項について説明します。

データベース名の省略値

動的SQL

動的SQLによって実行される被準備文の対象となるデータベース名は省略することができます。データベース名の省略値の優先順位は以下のとおりです。

  1. SET CATALOG文で設定しているデータベース名

  2. CONNECT文に指定したデータベース名

  3. クライアント用の動作環境ファイルのDEFAULT_CONNECTIONに指定したデータベース名

  4. アプリケーションのコンパイル時オプションで指定したデータベース名

スキーマ名の省略値

動的SQL

表名、ルーチン名およびトリガ名を修飾するスキーマ名は省略することができます。スキーマ名の省略値の優先順位は以下のとおりです。

  1. SET SCHEMA文で設定しているスキーマ名

  2. CONNECT文のユーザ指定に指定した認可識別子

  3. クライアント用の動作環境ファイルのDEFAULT_CONNECTIONに指定した認可識別子

  4. アプリケーションを実行しているユーザID

データ操作文

表名を修飾するスキーマ名は省略することができます。スキーマ名の省略値の優先順位は以下のとおりです。

  1. 表宣言文により宣言しているスキーマ名

  2. アプリケーションのコンパイル時のログイン名

  3. SQL利用者セションの現行利用者認可識別子

  4. ルーチン実行時の利用者認可識別子

rdbddlexコマンドで実行するSQL

表名を修飾するスキーマ名は省略することができます。スキーマ名の省略値は以下のとおりです。

  • rdbddlexコマンドを実行するユーザID

利用者名について

アプリケーションでデータベースをアクセスする場合の認可識別子を決定する優先順位は以下のとおりです。

  1. SET SESSION AUTHORIZATION文で設定している認可識別子

  2. CONNECT文のユーザ指定に指定した認可識別子

  3. クライアント用の動作環境ファイルのDEFAULT_CONNECTIONに指定した認可識別子

  4. アプリケーションを実行しているユーザID

参照

クライアント用の動作環境ファイルについては、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”を参照してください。