インストール時間
本ソフトウェアをインストールするために必要な時間は、約5分です。
システム環境の確認
本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)がインストールされていないことを確認します。
パッケージ名については、「第1章 構成プログラム」を参照してください。
# pkginfo -l パッケージ名 <Return>
上記の操作で、パッケージが出力された場合は既にインストールされていますので、環境設定ファイルを退避後に、出力されたパッケージをシステムから削除します。環境設定ファイルの退避方法については「3. 環境設定ファイルの退避方法」を、パッケージの削除方法については「第4章 アンインストール」を参照してください。
本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、「2.3 静的ディスク資源」を参照してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。
FJSVmpnetパッケージをインストールするためには、FJSViompパッケージが事前にインストールされていなければなりません。インストールされていない場合は、FJSViompパッケージをインストールし、本ソフトウェアをインストールしてください。
環境設定ファイルの退避方法
伝送路二重化機能使用時
本ソフトウェアには幾つかの環境設定ファイルがあります。本ソフトウェアを削除する前に以下のコマンドを実行することにより、環境設定ファイルを退避することができます。コマンドの詳細については「PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書(伝送路二重化機能編)」を参照してください。
# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetbackup -d 退避先ディレクトリ <Return>
伝送路二重化機能 仮想NIC方式 使用時
本ソフトウェアを削除する前に以下のコマンドを実行することにより、環境設定ファイルを退避することができます。
# cp -p /etc/opt/FJSVrvnet/config/fjsvrvnet.xml 退避先ディレクトリ <Return>
マルチパス機能使用時
本ソフトウェアには以下に示す環境設定ファイルがあります。
/etc/opt/FJSVmpnet/conf/config /etc/opt/FJSVmpnet/conf/parameters /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts6 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hostname /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hostname6
上記の環境定義ファイルは、パッケージを削除する時に自動的に退避され、本ソフトウェアまたは本ソフトウェアのバージョン/レベルアップ版をインストールする際に自動的に復元されます。システム入れ換え等による環境定義ファイルの退避が必要な場合には、以下の手順で環境設定ファイルを退避してください。
# cd /etc/opt/FJSVmpnet <Return> # tar cvf - conf | compress > mpnetfile.tar.Z <Return>
注意
Oracle Solaris 11を使用している場合、NWAM(Network Auto-Magic)機能を必ず無効にしてください。NWAMが有効となっている場合、PRIMECLUSTERが動作できなくなります。
NWAMの設定変更方法については、OSのマニュアルを参照してください。